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西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第三十五回目。

それでも恋がしたいんだ

『それでも恋がしたいんだ!』という連載を書いているくせに、一向に恋が見つからない。

このままいくと私は80歳になっても「先日、巣鴨で出逢った男性の入れ歯が」などと書きつつ、「ああ、それでも恋が・・・・・・」と言いながら死んでいくのではなかろうか。

 

これはいよいよまずいぞ、ということで今、本気で結婚相談所に登録しようかと考えています。

学校に遅刻しそうになって食パンを咥えながら走って曲がり角で衝突とか、図書館で同じ本を取りそうになってハっとしてグーとか、そういった運命的な出逢いが地球上には存在しないことに薄々勘付いてきた38歳。

もうこの際、出逢いにはこだわってはいられない!

 

しかし若い頃は、結婚相談所というのは自分と無縁の世界だと思っていました。

広告を見るたびに、結婚できなくてモテなくて、どうしようもない人種が頼りにする場所なんだろうな、20代のうら若き私はそんなことさえ思っていました。

まさか自分がその「結婚できなくてモテなくて、どうしようもない人種」になるとは・・・・・・。

 

友人にも何人か登録している人がいますが、話を聞くとけっこう大変そう。

当たり前ですが、世の中の男性の多くは若い女性を求めているわけで、わざわざアラフォーのおばさんを選んでくれる勇者は皆無といっていいでしょう。

実際、同じ歳の友人(アパレル勤務の美人)は何度かデートした50歳の男性(ハゲ、チビ、デブ)に「僕は子どもが欲しいから、やっぱり君の歳では厳しい」とフラれたそうです。それが現実。

 

しかも、そういった相談所でまず物を言うのは釣書です。

そうなってくると私の場合ますます大変。

38歳、結婚暦なし、職歴なし、大学卒、役者で作家でフリーター、家族構成は母子家庭、趣味は一人旅、特技は妄想。

 

こんな女、誰も嫁にしたくないだろ!

ああ!釣書に書くような、アピールが何もない!

自分の良いところ・・・・・・。うーん。

そういえば以前、男友だちに「私の良いところって何だろう?」と訊いたところ「すげえ吞むとこ」と答えてくれました・・・・・・。

 

だめだ、そんなこと書けない!

ああ、結婚相談所ですら出逢えないかもしれないと知った悲しき夏の終わり。

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この記事を書いたライター

日本の女優、作家。東京都出身。
大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。
テレビドラマを始め、女優として活動。
最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。
著書に 『バンクーバーの朝日』
『色鉛筆専門店』
『しょーとほーぷ』
『ワクちん』
などがある。
オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo

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