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西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第四十二回目。

西山繭子さんの人気連載コラム「それでも恋がしたいんだ!」。第四十二回目の今回は、男性とファッションの関わり方について、ご自身の経験を踏まえ、独自の視点からの考察をご紹介しています。

それでも恋がしたいんだ

前回のコラムで久しぶりに洋服を買ったことを書きましたが、数週間経った今もそれらを着る機会がないことに絶望している西山です。

ああ、お洒落してデートしたいなあ。

そうかと言って、デート相手がお洒落をして来たらドン引きしてしまいます。
私は、あからさまにお洒落な男性がとっても苦手です。
ハットとか、丸い眼鏡とか、ロング丈のトップスとか。どんなに顔がタイプでも好きになることはないなあ。
その格好が受け入れられないのではなく、その人がお洒落に費やしている時間とお金を想像してしまうのです。

ファッション雑誌を見たり、ZOZOTOWNを検索したり、バーゲンに並んだり。
それらは決して悪いことではありません。
でもそこにどうしても知性を感じられない。
何万円もする服飾品を買うのであれば、本を読んだり旅に出たりして見聞を広げて欲しい。そう思うのです。

数年前、母校の女子大で新入生を前に講演をした時「大学時代、私もブランドのバッグを買ったりしましたが、結局のところバーキンやケリー以外、数年経てばゴミみたいなものです。バックを買うお金で旅に出ましょう」とアドバイスをしました。

男性はシンプルで清潔感のある服装をしていればそれで充分に思います。

以前、お寿司屋さんでデートをしていた時、美味しくて楽しくて興奮していた私は、伊勢海老でおだしをとった椀をひっくり返してしまいました。
白木のカウンターから彼の太腿に滴るお味噌汁。

ああ!もったいない!という思いを胸に秘め、店主と彼に謝ったのですが、彼は太腿を拭いながら苦笑いを浮かべ「これ、ドリス・ヴァン・ノッテンなんだけど」とぽつり。

「え?ばってん荒川?」

彼は冷たい目で「ドリス・ヴァン・ノッテン」ともう一度言いました。

もちろんお味噌汁をこぼした私が完全に悪いのですが、途端に「この人、無理」と思いました。
いや、もちろん向こうも無理と思ったでしょうけど。
これ以来、お洒落な人がますます苦手になった私なのでありました。

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この記事を書いたライター
日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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