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2016年12月23日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第四十三回目。

西山繭子さんの人気連載コラム「それでも恋がしたいんだ!」。第四十三回目の今回は、交際相手を物件に例える男性と結婚観について、ご自身の経験を踏まえ、独自の視点からの考察をご紹介しています。

それでも恋がしたいんだ

先日、彼女持ちの40歳半ばの男友だちと食事をしていた時に「結婚しないの?」と尋ねたところ、彼は「流れに任せてる」と苦い顔をしました。 どんな流れだよと思いつつも「ふーん」とシャンパンを飲み干した私に彼は言葉を続けました。

「端から見ると、優良物件だってことはわかるけど、まだこの先もっと良い出逢いがあるんじゃないかって思っちゃうんだよね」

私は、彼女のことを優良物件よばわりした彼にドン引きして思わずシャンパンをおかわりしました。(ただ飲みたかっただけ)

彼女は30代半ばで超美人。 ミスコン的な肩書きもあるから、周りの男性から見たら羨望の的でありましょう。 そして彼もまたハンサムなエリートサラリーマンであり、彼の言葉を借りれば完全なる優良物件なのです。

しかしこの時に、彼が言う「もっといい出逢い」というのは「もっといい物件」ということなのだろうなと思い、彼がどんなに優良物件であろうとそこには住みたくないなと私は思いました。

これまでの恋愛を振り返った時、私は優良物件には目もくれず、オモシロ物件ばかりを追い求めてきました。 1ルームだけど回転扉だとか、お風呂はないけどトイレが3つありますとか、そんなオモシロ物件。 住んでみると面白いけど、やっぱり不便が出てくるから退去せざるを得ないみたいな。

いや、違う。 私の暮らしぶりに大家が根を上げて強制退去させられたのがほとんどだ。

そして反対に私はというと、これはもう完全なる事故物件ですね。

言わずもがなですが、まず築年数が古い。 古いわりに外観のメンテナンスは努力をしているので騙されがちですが、建物自体が老朽化しているのでトラブル多し。 先日も人生初のCTを撮りに行きました。 また、大きなトラックが目の前を通ると、ぐらぐら揺れます。私、すんごく打たれ弱いので。

そんな事故物件で暮してみたいという人は、もちろん今年も現れなかったわけですが、来年は少しでも改良して30代最後の年を過ごせればと思います。

このままだと空き家のまま取り壊しになってしまう!
家賃はさほどかかりませんので、事故物件で暮してみたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ!

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この記事を書いたライター
日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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