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西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第五十八回目。

西山繭子さんの人気連載コラム「それでも恋がしたいんだ!」。第五十八回目の今回は、世代の違いによる映画に関する知識について、ご自身の経験を通して独自の視点からの考察をご紹介しています。
それでも恋がしたいんだ

 

とある夜、お風呂上がりにテレビをつけると、映画『トップガン』がやっていました。

 

サントラはいまだにヘビロテだし、これまでに10回以上は観ているはず。

でもやっぱりまた観ちゃう。

これを初めて観た時は、こんなかっこいい世界があるのか!と子どもながらに衝撃を受けました。そして今観ても、当時のトム・クルーズのハンサムさには思わずニヤついてしまうのです。

 

西友で買った綿100%のパジャマに身を包みながら胸をキュンキュンさせていると、携帯にチロリ~ンとメッセージ受信の音。

きっと授業が終わったオスカルだなと思い液晶を見ると、案の定「ヘイ、僕のプリンセス!何してるの?」とスイートなメッセージ。

 

マンチェスターから帰国して数ヵ月、もちろん一度も会っていないので、もはや出会い系で知り合ったネット上の恋人のような関係性。それでも現実ではときめきの欠片もない私に、この疑似恋愛のようなスイートなメッセージは心に潤いを与えてくれます。

 

なので調子にのってこちらも「ヘイ、ダーリン!私はトップガンを観ているよ!」と返信。すると少し間を置いて「What is Top Gun?」というメッセージが送られてきました。

私の世代では、トップガンって言ったらトップガンなのに…。

「映画だよ。ググってみ」と送ると「あはは!また僕が生まれる前の映画だね!」と笑うオスカル。

 

ああ、「また」だって!

 

そうなのです。

マンチェスターでもみんなで映画を観に行こうという話になりました。

その時、オスカルは『ムーンライト』が観たいと言ったのですが、私の英語力では理解できないと思ったので、私は『美女と野獣(実写版)』を観ると言いました。

「アニメで何度も観ているから、これなら私の英語力でもわかりそう」と言うと、一緒にいた18歳のフランス人女子が「アニメ?観たことないけど、どんなの?」とググったところ、フランスでの公開は1992年。

その場にいた私以外は誰も生まれていないという厳しい現実に直面したのでありました。

 

私だって映画の話をしながら「やっだ~、私、まだ生まれてな~い」と言ってみたいですが、私が生まれる前の映画というと、すでに名作古典というカテゴリーなので、例えば『ローマの休日』とか『羅生門』を「生まれてな~い」なんて言ったら、ただのバカ女になってしまいます。

老いにあらがってはいけませんね。

 

 

しかし先日、トム・クルーズの最新作『ザ・マミー』を観たら、55歳にしてばりばりアクションをこなし、いまだハンサム感が衰えないおトム様がそこにいました。

 

あれ?そういえば、トム・クルーズって今は独身だな。

やっだー、仲間じゃん!

トム、一緒に頑張ろうぜ!

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この記事を書いたライター
日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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