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西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第六十回目。

西山繭子さんの人気連載コラム「それでも恋がしたいんだ!」。第六十回目の今回は、男性の優しさについて、ご自身の経験に基づき独自の視点からの考察をご紹介しています。
それでも恋がしたいんだ

 

先日、友人から「会社のみんなと暑気払いでビアガーデン行くからおいでよ」とのお誘いをうけ参加してきました。

 

とあるデザイン会社の暑気払い。

私はもちろんそこの社員ではありませんが、忘年会だの送別会だのことあるごとに声をかけていただき、それがまた楽しいもんだから、ついのこのこと顔を出してしまいます。

 

ただ毎年のように紹介される新入社員がどんどんと若くなっていて…、いや、私が歳をとっているのか。

そのため、今ではみんなが完全に恋愛圏外。何とも寂しい限りです。

 

その日も私が到着した時にはすでに若者が10人ほど集まっておりました。

空いている席にいそいそと座ると、隣に座っていた年下くん(何度か会ったことあるけど名前を憶えていない)が「あれ?怪我しちゃったんですか?」と訊いてきました。

私が「は?」と言うと年下くんは、絆創膏を巻いた私の薬指を指差しました。

やだ、おばさんったら怪我したことすら忘れていたわよ…。

「ああ、これね。何かぱっくり切れてたんだけど、いつ切れたかもわかんないんだよね」と、もうおばさんを通り越してボケ老人のような答えをする私。

しかし、年下くんは「そうなんですか」とにこにこ笑顔でありました。

 

後日この一件を女友達に話し「男の人にあんなに優しくされたのって何年ぶりだろうって思った」と言うとドン引きされました。女友達いわく「それ、優しさじゃなくて、見たこと言っただけだから」とな。

「え?そうなの?だって、見たままだったら『怪我したんですか?』だよね。彼、『怪我しちゃったんですか?』って言ったんだよ。超優しいじゃん!」と反論したのですが、女友達から「あんた、どんだけ男に優しくされたことないのよ」と呆れられてしまいました。

 

そういえば以前も、私が千代田線内に忘れた傘の行方を親身になって探してくれた日比谷駅の駅員さんに対して「こんなに優しくしてくれる人と一緒になったら幸せになれるんじゃなかろうか」と思ったことがあります。

しかし友人一同に「それ、仕事だから!」と総ツッコミを受けました。

 

うーん、難しい。

いったい、いつになったら男性の優しさがわかるようになるのだろうか。

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この記事を書いたライター
日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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