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2017年09月01日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第六十一回目。

西山繭子さんの人気連載コラム「それでも恋がしたいんだ!」。第六十一回目の今回は、持ち物の量とバランスについて、ご自身の経験に基づき独自の視点からの考察をご紹介しています。
それでも恋がしたいんだ

 

ここ最近、ただでさえ少ない持ち物をさらに減らす作業をしています。

これって断捨離ではなく、むしろ終活に近いよなあなどと思いながら、必要ないものを迷いなく処分していきます。

 

アラフォーになって物に対する執着がますますなくなりました。

私の家は、ちょっとした自由が許されている刑務所(南米とかにありそう)の独房よりも物が少ないんじゃないかと思います。

 

そんな中、先日一人暮らしの独身男性の家に伺う機会がありました。

ずかずか入ってぐるりと彼の部屋を見渡した私は「ああ、やっぱり」と思いました。

以前、彼の友人が「こいつ、家で観葉植物とか育ててるんだよ。寂しいやつだろ~」と言っているのを耳にした時にすでに予想はしていたのですが、実際に彼の部屋に足を踏み入れて「やっぱり」なのでした。

 

観葉植物が家にある男ってのは、絶対にモノをごちゃごちゃ置いてるんですよ。

モノに囲まれているのが平気な男なんですよ。

これまでの統計上100%の確率。

といっても統計をとっているのが3人ぐらいなので論文に書いて『ネイチャー』に掲載するのは難しそうです。

 

彼の部屋の片隅に積み上げられた靴の箱は優に50足を超えていて、一番下の靴なんてもう何年も取り出していないんだろうなと思いました。

私は思わず「物多すぎじゃない?」と苦言を呈すと、彼は「そう?」と首を傾げました。

 

この瞬間に、この人とは絶対に一緒になれないなあと思いました。まあ向こうも思ってないんだろうけど。

 

これまで同棲経験もない私からすると、こういうことがすごく気になります。

だって家のキャパが10として荷物の多さが彼と私で8:2ってフェアじゃないじゃないですか。理想の比率は1:2。私よりもさらに物が少なくて、家の7はがらんとしているのが理想です。

 

つまり冒頭に書いた、ちょっとした自由が許されている刑務所から出所した人でも無理ということ。

ということは、厳しめの刑務所から出所した人の中で……いやいや待て待て。

そこから選ぼうとするな、私。

 

8月も終わり、季節は秋へと移り変わろうとしているというのに、相変わらず立ち止まってばかりの西山繭子なのであります。

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この記事を書いたライター
日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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