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2017年09月15日更新

西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第六十二回目。

西山繭子さんの人気連載コラム「それでも恋がしたいんだ!」。第六十二回目の今回は、相手の行動から推測するメリットとデメリットについて、ご自身の経験に基づき独自の視点からの考察をご紹介しています。
それでも恋がしたいんだ

 

先日、バレエの練習を終えて携帯(いまだにガラケー)を見ると男友達から不在着信がありました。彼は最近ちょっといいなと思っている人なので、わーい!と即行でコールバックしつつも「なに?」とちょっと迷惑そうな声を出してみたりする、恋愛下手にもほどがある西山繭子であります。

 

「時間あったらごはんどうかなと思って電話したんだけどね」という彼の言葉に再びわーい!と思いつつも「あ、そうなんだ。バレエ行ってて今終わったところ」と、自分でもその返しおかしいだろ!ってぐらい、さらにぶっきらぼうに答えると「どこ?迎えに行こうか?」と、不幸が身についた私には聞き慣れない言葉が耳に飛び込んできました。

 

ん?迎え?なぜ?

頭にはてなマークしか浮かばない私は、そのまま「え?何で?」と尋ねました。

彼はさらりと「だって疲れてるでしょ?」と言いました。

私の頭はさらにはてなマークでいっぱいに。

 

いや、確かに私は疲れてるよ。でもあなたも仕事終わって疲れてるじゃん。それなのになぜ?

思わず私が「いや、もちろん疲れてるけど、私を迎えに来ても××くんにメリットなくない?」と言うと彼は「メリットとかそういうんじゃなくて、疲れてる西山さんを歩かすのがかわいそうだなと思っただけだよ。どこ?迎えに行くよ」と言いました。

 

私の脳内で恋愛計算マシーンがパチパチと音を立てます。

 

メリットがないのにわざわざ迎えに来るなんておかしいよな。これって送ってもらったら、家にあげてコーヒーの一杯ぐらいでも淹れなきゃいけないよな。いやいや、コーヒー一杯だけじゃ済まないかもしれないぞ。だってわざわざ彼女でもない私を迎えに来るんだぞ。これは片乳の一つでも見せなきゃトントンにならないぞ。

うん、世の中はギブ&テイク。ウィンウィンの関係なんて安倍首相の幻想だ!

 

というわけで、私の恋愛計算マシーンがはじき出した答えは「いい!いい!やっぱり全然疲れてないから!」でした。

 

後日、この話を友人にしたところ「繭子、それはね、普通にありがとうって迎えに来てもらえばいいだけのことなんだよ」と憐れみの目で諭されました。

 

そうなのか…。知らなかった…。ああ、私の恋愛計算マシーンはどこで修理できるのでしょう。

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この記事を書いたライター
日本の女優、作家。東京都出身。 大学在学中の1997年、UHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビュー。 テレビドラマを始め、女優として活動。 最近は小説やテレビドラマの脚本執筆など、活動の幅を広げている。 著書に 『バンクーバーの朝日』 『色鉛筆専門店』 『しょーとほーぷ』 『ワクちん』 などがある。 オフィシャルサイト→FLaMme official websiteオフィシャルブログ→ameblo
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