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2017年04月12日更新

女医宋美玄「相手任せの避妊でいいの?」

セックス・妊娠・出産に関する医学的に正しい情報を学校や日常生活で学ぶ機会は意外と少ないです。性行為から妊娠、出産に至るまでの“知っているようで知らない”正しい知識を、悩める女性へ向けて産婦人科医であり性科学者である宋 美玄(そん みひょん)先生が、優しく解説します。
宋-美玄先生の悩める女性の処方箋

セックス・妊娠・出産に関する医学的に正しい情報を学校や日常生活で学ぶ機会は意外と少ないです。性行為から妊娠、出産に至るまでの“知っているようで知らない”正しい知識を、悩める女性へ向けて産婦人科医であり性科学者である宋 美玄(そん みひょん)先生が、優しく解説します。

相手任せの避妊でいいの?

セックスをする時、避妊を男性任せにしていませんか?

コンドームによる避妊法は、男性が正しく使ってくれて初めて成り立つ避妊法です。中にはセックスの最中に、彼氏に「ちゃんとコンドーム着けて」とはなかなか言い出せない女の子も多いようです。

 

また、相手がコンドームを着けてくれないことを「避妊しないってことは、もし妊娠したら産んでいいってことだよね。それって私と結婚しようと思ってるってことだよね」と勝手に解釈している人もいるようです。

もちろん中にはそうしてくれる男性もいるでしょう。

でも、産婦人科に来る患者さんの中には、「彼がコンドームを着けてくれなかったのに、いざ妊娠したら、いらないから堕ろせって・・・」と泣きながらやって来る人がたくさんいるんですよ。

 

望まぬ妊娠をしてしまったことは、どちらかが一方的に悪いということはありません。大人の男女二人の責任です。でも傷つくのは女性の体。だから、自分の身は自分で守ってほしい。それには、相手任せの避妊をしてはいけません。

最も確実な避妊方法って?

女性が自分でできる避妊方法は、ピルを飲むことです。ピルの年間失敗率はたったの0.3%。飲み忘れなければ非常に確実性の高い避妊方法といえます。

タバコを吸っている人や、とても太っている人、40代以上の人は、血が固まりやすくなるという副作用に注意しなくてはいけませんが、そうでない人はほとんど怖がる必要はありません。

 

そればかりか、生理痛が軽くなったり、量が軽くなったりする人も多く、そのために飲んでいる人もいます。卵巣癌や子宮体癌の発生が減るというデータもあるんですよ。

また、子供がほしくなった時は、ピルを飲むのをやめればおよそ3ヶ月で元の体に戻ります(個人差があります)。お近くの産婦人科で相談してみてください。

 

ただ、ピルを飲めば妊娠をほぼ確実に防ぐことはできますが、クラミジアやHIVなどの性感染症を防ぐことはできません。それはコンドームの役割でです。

 

参考文献:宋 美玄「学校では教えてくれないセックス・妊娠・出産の話 女医が教える 後悔しないために知っておきたい11の事

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この記事を書いたライター

産婦人科女医・性科学者。
1976年、兵庫県神戸市生まれ。2007年、川崎医科大学産婦人科講師に就任。2010年、イギリス・ロンドン大学病院に留学し胎児超音波を学ぶ。2010年から国内の病院にて産婦人科医として従事。2012年1月に第1子を出産
主な著書に「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)、「女医が教える これでいいのだ! 妊娠・出産」(ポプラ社)、「女のカラダ、悩みの9割は眉唾」(講談社プラスアルファ新書) など。

産婦人科はもちろんセックスに関する診療カウンセリングを行う。
セックスや女性の性、妊娠などについて女性の立場からの積極的な啓蒙活動を行なっている。■宋 美玄HP http://www.puerta-ds.com/son/

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