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2017年05月10日更新

女医宋美玄「子どもがほしい!!事前にしておくべきことは?」

子どもがほしい!事前にしておくべきことは? 性行為から妊娠、出産に至るまでの“知っているようで知らない”正しい知識を、悩める女性へ向けて産婦人科医であり性科学者である宋 美玄先生が、優しく解説します。
宋-美玄先生の悩める女性の処方箋

セックス・妊娠・出産に関する医学的に正しい情報を学校や日常生活で学ぶ機会は意外と少ないです。性行為から妊娠、出産に至るまでの“知っているようで知らない”正しい知識を、悩める女性へ向けて産婦人科医であり性科学者である宋 美玄(そん みひょん)先生が、優しく解説します。

子供を望んでいる場合

妊娠出産にはさまざまな合併症(妊娠出産に関係する病気)があります。合併症の危険を減らすために、妊娠する前に高血圧や糖尿病、心臓や肝臓の病気などを持っていないか調べておいた方がいでしょう。学校や職場で健康診断を受ける機会のある人はそれで十分です。もし、健康診断を受ける機会のない方は、一度病院で検診を受けるといいでしょう。

妊娠前に持っておきたい、風疹の抗体って?

妊娠中に風疹を発症すると、赤ちゃんに先天性風疹症候群という異常を起こすことがあります。先天性風疹症候群とは、先天性心疾患、難聴、白内障などの異常を主とした生まれつきの病気です。

風疹にかかったことがなく、風疹のワクチンを打ったことがない女性は、妊娠の二か月以上前に任意接種としてワクチンを受けておくことが望まれます。ワクチンを受けたことがあっても、抗体を持っていない人も中にはいます。妊娠を考えいている人は抗体検査を受けておきましょう。

また、風疹ワクチンは妊娠中には摂取しないことになっていますが、風疹ワクチンを受けた後に妊娠が判明する方もいるようです。本来ならワクチン摂取を受ける前に妊娠しているかどうかよく注意するべきなのですが、実際には妊娠中に風疹ワクチンを摂取しても、赤ちゃんに異常が出たという例はありません。ですから、あまり悩みすぎないで、妊娠を継続していいと思います。

妊娠前に摂ったほうがいいサプリメントって?

妊娠前に摂っておくことで、赤ちゃんの異常を減らすことができるビタミンがあります。それは葉酸です。葉酸は水溶性ビタミンでビタミンB群に属します。

葉酸を一日0.4mg(400μg)摂取すると、赤ちゃんの神経系の異常や口唇口蓋裂などさまざまな異常が減るというデータがあります。これは、妊娠がわかってから摂取し始めても効果がありません。妊娠する三か月くらい前から摂るのがよいとされています。近い将来妊娠を考えている人は、今日から摂り始めましょう!

葉酸はブロッコリーなどの緑黄色野菜や果物、レバーなどに多く含まれていますが、日本人の食生活で必要量を摂取することは難しいビタミンです(毎日レバニラ炒めばかり、などという偏ったメニューになってしまいます)。

いろいろな会社から葉酸のサプリメントが発売されています。貧血の予防にもなりますよ。

 

参考文献:宋 美玄「学校では教えてくれないセックス・妊娠・出産の話 女医が教える 後悔しないために知っておきたい11の事

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この記事を書いたライター
産婦人科女医・性科学者。 1976年、兵庫県神戸市生まれ。2007年、川崎医科大学産婦人科講師に就任。2010年、イギリス・ロンドン大学病院に留学し胎児超音波を学ぶ。2010年から国内の病院にて産婦人科医として従事。2012年1月に第1子を出産 主な著書に「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)、「女医が教える これでいいのだ! 妊娠・出産」(ポプラ社)、「女のカラダ、悩みの9割は眉唾」(講談社プラスアルファ新書) など。 産婦人科はもちろんセックスに関する診療カウンセリングを行う。 セックスや女性の性、妊娠などについて女性の立場からの積極的な啓蒙活動を行なっている。■宋 美玄HP http://www.puerta-ds.com/son/
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