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2017年09月16日更新

「調べない」がいちばん怖い…子宮体がんの検査について

子宮体がんの検査では、問診や内診、超音波検査、細胞診、組織診などが行われます。子宮体がん治療のポイントは早期発見で、そのために検査は欠かせないことです。不正出血などの症状がある場合は、婦人科で検査を受けるようにしてください。

子宮体がんの検査では、問診や内診、超音波検査、細胞診、組織診などが行われます。子宮体がん治療のポイントは早期発見で、そのために検査は欠かせないことです。不正出血などの症状がある場合は、婦人科で検査を受けるようにしてください。

問診と内診

子宮体がんの検査においてはまず、問診と内診が行われます。

問診

問診では、月経周期や経血の量などについてはもちろん、セックスや出産・中絶の有無、不正出血はないか、 おりものに異常はないかといったことについても医師から質問されます。

デリケートな内容で恥ずかしく思う質問があるかもしれませんが、いずれも正しい診断を行うために必要な情報になります。 これらは、婦人科検診ではごく一般的な質問なので、正直に答えるようにしてください。

特に不正出血は、子宮体がんを発症した方の90%前後にあらわれる症状です。不正出血の有無については、重視されるようです。

内診

内診では、医師が片方の手の指を膣内に入れて、もう片方の手をお腹に置いてはさむようにして、卵巣や子宮の状態を確認します。 また、膣鏡(クスコと呼ばれる膣内を観察する器具)を使って子宮頸部や膣の様子を観察し、 炎症は起こっていないか、出血はしていないかなどを確認します。

これらの検査も、問診と同様に一般的なものです。恥ずかしがらずに、リラックスした状態で受けるようにしてください。

経腟超音波検査

子宮体がんの検査では、経腟超音波検査も行われます。 超音波を使って膣内を調べる検査で、子宮内膜の厚さを測ったり、子宮筋層にがんがどのくらい浸潤しているのかを調べたりします。

子宮内膜細胞診

子宮内膜細胞診は、患部から細胞を採取して顕微鏡で観察する検査です。早期発見のためには欠かせない大切な検査です。

子宮頸部から小さな穴が開いたチューブ状の棒を挿入し、子宮内の細胞を吸引します。 病院によっては、専用の器具を使って細胞をこすり取ることもあります。

この検査には多少の痛みを伴い、人によっては検査後2~3日程度出血することもあります。 ただし、この出血はあくまでも検査の影響によるものです。心配する必要はありません。

また、出産経験がない人や高齢者は、子宮の入り口が狭いこともあり、細胞の採取が難しい場合もあります。 その際は、麻酔をした上で処置を行うことがあります。

子宮内膜細胞診の結果は「陰性」「偽陽性」「陽性」の3段階に分けられ、偽陽性と陽性の場合は、さらなる精密検査が必要になります。

子宮内膜組織診で確定診断

子宮内膜細胞診で「偽陽性」か「陽性」という結果が出た場合、確定診断をするために子宮内膜組織診が行われます。

子宮内膜組織診察では、キューレットという専用の器具を使って、子宮内膜の組織をかきとるようにして採取します。 強い痛みを伴うこともあるため、通常は麻酔を使って処置が行われます。

組織を採取して調べるため、細胞診よりも詳しい情報が得られます。細胞診でがんと判定されても、組織診でがんが発見されないケースもあり、 その場合は、子宮鏡(直径約3~5㎜ほどの細いファイバースコープ。胃カメラのようなもの)を子宮口から挿入して、子宮内膜を直接観察することもあります。

これらの検査を行うことで、子宮がんかどうかを確定することができます。

子宮体がんの検査費用

子宮体がんの検査では、当然、費用も気になると思います。検査にかかる費用は、病院や検査内容によってさまざまですが、 自費診療であっても超音波検査も含めて1万円以内でおさまることが多いです。市町村の中には、検診費用の補助をしているところもあります。

ただし、細胞診の結果「要精密検査」となった場合は、麻酔などの費用がかかるため、2~3万円程度かかることもあります。

子宮がん検診には含まれないことが多い

子宮がん検診という言葉を聞いたことがあると思いますが、 一般的に自治体などで行われている子宮がん検診は、子宮頸がんの検診のことで、子宮体がん検診は含まれてないケースが多くあります。

子宮体がんと子宮頸がんは、がんが発生する場所が違うため、子宮頸がん検診を行っても子宮体がんを発見することはできません。 そのため、特に子宮体がんのリスクが高まる40代後半からは、子宮頸がんとともに子宮体がんの検査も受けるようにしてください。

「毎年、自治体の子宮がん検診を受けていて異常がないから、子宮頸がんも子宮体がんも自分は大丈夫」とは言えないのです。

まとめ

このように子宮体がんの検査では、問診や超音波検査、細胞診、組織診、子宮鏡など、さまざまな検査が行われます。 細胞診や組織診をする場合には、痛みや出血が起こることもあります。

しかし、検査が怖いからといって、子宮体がんの検査を受けないでいることの方がよほど怖いことです。 子宮体がんは、早期発見することで治療後の経過がぐっと良好になります。 あまり構えすぎず、不正出血など心配な症状がある場合は、すぐに婦人科を受診するようにしてください。 また、一度受けて問題がない場合でも、定期的に検査を受けるようにしてください。

 

出典:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]

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