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2017年09月17日更新

クラミジアに感染すると不妊症に!?理由と対策について解説します

「性感染症のクラミジアが不妊症の原因になる」と聞いたことはありませんか。これは本当の話です。この記事では、クラミジアがなぜ不妊症の原因になるのか、対策も含めて分かりやすく解説します。
 
「性感染症のクラミジアが不妊症の原因になる」と聞いたことはありませんか。これは本当の話です。この記事では、クラミジアがなぜ不妊症の原因になるのか、対策も含めて分かりやすく解説します。

1.クラミジアで不妊症になる理由

性感染症のクラミジア(性器クラミジア感染症)と不妊症。 一見、何も関係がないように思えますが、不妊症の原因がクラミジアというケースは、決して少なくありません。

では、クラミジアが不妊症の原因になる理由を見てきましょう。

 

▼クラミジアによって卵管に炎症が起こる

クラミジア感染者と性行為をして女性がクラミジアに感染すると、まずは子宮の下部(膣側)にある子宮頸管というところで炎症が起こります。 これを、子宮頸管炎と言います。

クラミジアの菌量がよほど多ければ、おりものが増えたり、下腹部痛があらわれたりもしますが、ほとんどのケースでは、子宮頸管炎を発症しても自覚できる症状はありません。

そのため、この段階ではクラミジア感染に気づかずに、放置してしまうことが多くあります。 そして、時間の経過とともにクラミジアの感染が進行し、子宮頸管から子宮内膜、さらにはその奥にある卵管へと炎症が進んでいきます。

 

▼卵管は妊娠において重要な場所

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Photographee.eu

卵管とは、子宮と卵巣をつないでいる管です。 ここで、卵子と精子が出会って受精卵となります。 そして、受精卵は卵管を移動して子宮へと向かい、やがて子宮内膜に着床して、妊娠が成立します。

この説明からも分かるように、卵管は妊娠において、非常に重要な役割を果たしています。

 

▼感染を繰り返すと不妊症になる

1回のクラミジア感染で、卵管が大きなダメージを受けることはありません。 しかし、感染を何度か繰り返すとダメージが蓄積されて、「卵管性不妊」を引き起こしてしまうのです。

 

▼卵管性不妊とは

卵管内でクラミジアによる炎症が繰り返されると、 卵管内の組織がくっついて(癒着)、卵管内が狭くなったり完全に塞がってしまうことがあります。 すると、卵管内を精子や卵子が通れなくなり、受精できなくなってしまいます。 このような不妊症を、卵管性不妊(卵管障害)と言います。

女性の不妊症の原因で最も多いのが、卵管性不妊です。 卵管性不妊の原因はクラミジア以外にもありますが、60%以上がクラミジアによって引き起こされると言われています。

クラミジアに何回感染したら卵管性不妊になるのかは分かっていませんが、 感染を繰り返すほどリスクが高くなるのは明らかです。

2.子宮外妊娠の原因にも

不妊症とは異なりますが、クラミジアによって卵管がダメージを受けると、子宮外妊娠の原因になることがあります。

 

▼子宮外妊娠とは

卵管には、受精卵を子宮に運ぶ働き(輸送機能)もあります。 しかし、卵管がダメージを受けると、輸送機能が低下して受精卵を子宮に届けられなくなることがあります。

その結果、子宮内膜で着床するはずの受精卵が、卵管内で着床してしまうことがあるのです。 これを、子宮外妊娠(異所性妊娠、または卵管妊娠)といいます。

子宮外妊娠になっても、通常の妊娠のように、生理が来なくなり妊娠検査薬でも陽性反応を示します。 しかし、そのまま妊娠を継続することはできません。 初期の段階では特に症状はありませんが、一般的には妊娠6週目ごろから症状があらわれ、進行するにつれて出血量や痛みがひどくなります。

放置していると卵管破裂などを引き起こし、出血性ショック状態で命の危険を伴うこともあるため、早期の治療が必要となります。

 

▼Column クラミジアで男性不妊?

実はクラミジアは、男性不妊の原因になることもあります。 クラミジアによって「輸精管」という、精巣で作った精子を尿道まで運ぶ管がつまってしまい、無精子症を引き起こしてしまうのです。

ただし、これは非常に稀なケースです。クラミジアによる不妊の影響は、男性よりも圧倒的に女性に大きいと言えます。

3.つまった卵管の治療法

例えば、子供が欲しいのになかなか恵まれない場合、 不妊の原因がクラミジアによるものかどうかは、 婦人科などで卵管の状態やクラミジア感染について詳しく調べる必要があります(当然、不妊の原因はクラミジア以外にもあります)。

検査によって卵管の癒着が確認できた場合は、自然回復を望むことはできないため、 卵管鏡下手術という手術を受けて、卵管を正常な状態に戻します。

 

▼卵管鏡下手術とは

卵管鏡下手術とは、内視鏡を使って行う卵管の癒着をはがす手術です。 卵管内にカテーテル(医療用の中空の柔らかい管)を挿入して、内視鏡で内部の様子を観察しながら、 少しずつ癒着をはがしていきます。卵管の癒着がはがれて正常に戻ると、自然妊娠が期待できるようになります。

ただし、卵管の癒着が強いと、正常に戻せない場合があります。

4.クラミジアを予防法する

▼クラミジアは予防が大切

クラミジアが、不妊症の大きな要因のひとつであることは分かりましたね。 特に、感染を繰り返すことは、不妊症のリスクを高めるため避けたいものです。

そのためには、日頃から感染予防を心がけることが大切です。 クラミジアは感染力が強く、性行為で簡単にうつってしまうため、下記の点に注意してください。

 

▼性行為は決まったひとりとだけ行う

クラミジアに限らず性感染症は、性行為の相手が多いほど感染リスクが高まります。 ナンパなどで出会った良く知らない相手との性行為は、さらに危険です。 酔った勢いやその場の雰囲気で性行為をしてしまうと、クラミジアに感染するリスクも高まります。

 

▼性行為のときはコンドームを使う

クラミジアの予防には、コンドームがとても有効です。 妊娠を希望しないセックスのときには、必ずコンドームを使うようにしてください。 ピルを服用している場合も、コンドームは必要です。

コンドームは、正しく使ってこそ効果を発揮します。 男性でも正しい付け方を知らない人が多いので、女性も正しいつけ方を知っておくようにしてください。

 

▼彼が風俗に行かないようにする

クラミジアは、風俗で感染する可能性もあります。男性がフェラチオサービスを受けて、感染してしまうケースです。 「風俗は浮気ではない」と考える男性もいるようですが、クラミジアに感染するリスクがあることも伝えて、彼が風俗に行かないようにしてください。

5.クラミジアの検査を受ける

▼不安があるならすぐに検査を受ける

クラミジアに感染した場合でも、早期発見できれば体への影響は少なくなります。 そのため、感染の不安が少しでもある場合には、すぐにクラミジア検査を受けることが大切です。

クラミジアの検査は、婦人科、または、検査キットでも受けることができます。

 

▼妊活の前に検査を受けておこう

特に、これから子どもをつくろうと思うのなら、事前にふたりで検査を受けておくことをおすすめします。 クラミジアは不妊症の原因になるのはもちろん、無事に妊娠した場合でも、流産や早産、産道感染の原因になることもあるからです。

6.最後に

クラミジアは、女性の不妊症と密接な関係があります。 感染を繰り返すほど、不妊症のリスクは高まります。

日頃から予防の意識を持って、少しであも不安がある場合は、念のために検査を受けるようにしてください。

 

出典:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]

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