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2017年11月08日更新

女医宋美玄「お産は一生の思い出?」

セックス・妊娠・出産に関する医学的に正しい情報を学校や日常生活で学ぶ機会は意外と少ないです。性行為から妊娠、出産に至るまでの“知っているようで知らない”正しい知識を、悩める女性へ向けて産婦人科医であり性科学者である宋 美玄(そん みひょん)先生が優しく解説します。
宋-美玄先生の悩める女性の処方箋

セックス・妊娠・出産に関する医学的に正しい情報を学校や日常生活で学ぶ機会は意外と少ないです。性行為から妊娠、出産に至るまでの“知っているようで知らない”正しい知識を、悩める女性へ向けて産婦人科医であり性科学者である宋 美玄(そん みひょん)先生が優しく解説します。

お産は一生の思い出?

安全であることも大事ですけれど、できればい思い出になるようなお産がしたいと考えるのが普通ですよね。そのために「このような施設を選べばよい」という基準はあるのでしょうか。

 

一般に、個人病院のお産はアットホームで、大病院でのお産は無機的というイメージがあるかもしれません。でも、私は病院の規模はあまり関係ないのではないかと経験上考えています(食事をとってみると個人病院のほうがおいしくて、大病院はおいしくないという傾向は否めませんが)。個人病院ではずっと同じ産婦人科医に診てもらえるから心強い、大病院ではその日によって、どの先生に診てもらえるのかわからないと思われる方もいらっしゃると思います。

 

確かに、産婦人科医が何人もいる病院では夜中にお産になった時には、その日の当番の医師が立ち会うため、妊婦健診でいつも会って話していた医師ではないこともありますが、中には院長である産婦人科医のこだわりを実現したお産を行っているところもあり、それが自分の感覚にぴったり合えば、満足のできるお産ができるかもしれません。

でも私は、ほとんどの妊婦さんにとって(大きな問題がなく出産となった妊婦さんは特に)お産を印象づけるのは、病院の規模や産婦人科医よりも助産師の役割が大きいのではないかと思っています。陣痛がきてからお産になるまで妊婦さんのそばに付き添って腰をさすり、陣痛の強さとお産の進み具合を見守り、呼吸法やいきみ方を指導し、赤ちゃんを取り上げるのは、実際にほとんどが助産師の役割です。

 

前述の「順調な状態でなくなったときにはいつでもすぐに医療が介入できる」という望ましいお産も。助産師の能力なしでは成り立ちません。現在の日本では助産師不足も問題となっていますが、優秀な助産師の充足が望まれます。

 

参考文献:宋 美玄「学校では教えてくれないセックス・妊娠・出産の話 女医が教える 後悔しないために知っておきたい11の事

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この記事を書いたライター

産婦人科女医・性科学者。
1976年、兵庫県神戸市生まれ。2007年、川崎医科大学産婦人科講師に就任。2010年、イギリス・ロンドン大学病院に留学し胎児超音波を学ぶ。2010年から国内の病院にて産婦人科医として従事。2012年1月に第1子を出産
主な著書に「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)、「女医が教える これでいいのだ! 妊娠・出産」(ポプラ社)、「女のカラダ、悩みの9割は眉唾」(講談社プラスアルファ新書) など。

産婦人科はもちろんセックスに関する診療カウンセリングを行う。
セックスや女性の性、妊娠などについて女性の立場からの積極的な啓蒙活動を行なっている。■宋 美玄HP http://www.puerta-ds.com/son/

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