「結納」をしなかったカップル、その理由は?

結婚の段取りの中で、慣習としてある「結納」。

結納とはもともと、新郎側から新婦側に結婚式に着る花嫁衣装を贈るというものでした。

それが段々と現金を贈るようになったのです。そして婚約を、ただの口約束にしないため……それが結納というものでした。

近年は金銭のやり取りを省略して、「両家顔合わせ」という形にするカップルが多いようです。

それではなぜ、結納しないカップルが増えてきているのでしょうか?その理由を聞いてみましたよ。

必要性を感じなかった

「どうせ結納金をもらっても、結婚式の費用だとか、自分たちの為に使うだけだし、結納をわざわざやる必要がないと思った」(32歳・女性)

結納金は新郎側の両親が出すことが多いようですが、本来は新郎(本人)が、「これで僕のお嫁さんになる準備をしてきてください」という意味を込めて、自分の貯金から出すもの。

もし結納金をもらったとしても、結婚式の費用や生活費として自分達2人の為に使うのであれば、新郎が持っていても新婦が持っていても変わりない……と考えるのですね。

堅苦しいのが苦手で…

「堅苦しいのが苦手で、相手も同じ考えだったので、結納ではなく“顔合わせ”として両家で食事に行きました」(29歳・女性)

堅苦しいのが苦手、またはめんどくさいなどの理由から、顔合わせの食事会をするというカップルが多いよう。

しかし、結納は古くから日本に伝わるしきたり。本人たちはそれでよくても、お互いの両親が「それでは納得出来ない!」という場合も……。

そんなときは“婚約記念品”などを交換する食事会にするといいでしょう。

結納ほど堅苦しくなく、でもただの食事会よりも、しきたりや伝統を大切にしている印象を受けるので、ご両親にも納得していただけるかもしれません。

この記事を書いたライター