皆さんは誰かに親切にした経験はありますか?
今回は「定食屋」にまつわる物語を紹介します。
※この物語はフィクションです。
イラスト:進撃のミカ
親子が来店
両親のあとを継ぎ、定食屋を経営している主人公。
しかし客足は伸びず、店は廃業寸前でした。
そんなある日、店にボロボロの格好をした親子がやってきます。
事情を聞くと…
出典:進撃のミカ
「あまりものでいいので、食べさせてくれませんか?」と言う母親。
主人公はそんな親子に無料で料理を振る舞うことにして、母親に事情を聞きました。
両親の反対を押し切って夫と結婚したという母親。
しかし夫は浮気して失踪してしまい、さらに勤めていた会社が倒産してアパートも追い出されたのだと言いました。
母親の話を聞いた主人公は、親子に店の居住スペースを仮住まいとして提供することに。
そして「両親と話し合ったほうがいい」と母親に伝えました。
その言葉に決意を固めた母親は、両親のもとへ話し合いに行きます。
すると後日、主人公の店の前には長蛇の列ができていて…。
両親と仲直りした母親が、父親の会社の従業員たちを店に連れてきてくれたのです。
従業員たちが主人公の料理を気に入ってくれたおかげで店の評判は広まり、店は繁盛したのでした。
親子の恩返し
困っていた親子に無料で食事と寝る場所を提供した主人公。
その結果、思いもよらない形で恩返しを受けたエピソードでした。
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(Grapps編集部)