“完璧主義な義母“の元へ夏の帰省。しかし、楽しく過ごすはずが緊張の連続に変わった理由

「義母のやり方が正解」のような空気に、なんとなく苦しくなったことはありませんか?

頑張って合わせようとしているのに、なぜかちょっとズレていて注意される。
そんな小さな違和感が積み重なると、気づかないうちに心はすり減っていくものです。
今回は、義母の“完璧主義”に振り回されてしまったある女性のエピソードから、価値観が合わない相手とどう穏やかに付き合っていくかのヒントを探っていきます。

完璧主義な義母に振り回され…

夏の帰省で義実家に泊まったときのことです。
義母は家事や片付けのやり方にとても厳しく、私は正直、戸惑うことが多々ありました。

私がちょっとしたことで物を置きっぱなしにしたり、普段のやり方と違うことをすると、すぐに「こうしなさい」と指摘されます。
特にキッチンでは調味料の置き場所や使い方まで細かく指定され、料理をしている最中も義母の視線が気になり、自由に動くことができませんでした。

一番辛かったのは、子どもとお風呂に入っているときでした。
義母が浴室の換気の方法について、私のやり方を否定し「そうじゃない!こうするの!」と強い口調で叱ったのです。
その声に驚いた子どもは泣き出してしまい、私はどうしていいかわからなくなりました。

夫は義母の意見に逆らえず、私は一人で義母の期待に応えようと必死でした。
しかし、その努力が空回りするばかりで、家族みんなで楽しく過ごすはずの夏休みが、いつの間にか緊張の連続に変わっていました。
何度も「もう限界かもしれない」と思いましたし、帰宅した後も、次の帰省のことを考えるだけで憂鬱になります。

義母のこだわりは強すぎてどうしても理解できず、今は夫とも何度も話し合い、少しずつ距離を置きながら関係を続けていく方法を模索しています。

私は義母の完璧主義を否定したいわけではありません。
ただ、それぞれの価値観を尊重しながら、自分のペースで心地よく過ごせる環境が欲しいと切実に感じた、夏の帰省でした。

(32歳/女性)

最後に

義母との関係でモヤモヤすることがあっても、波風を立てたくないからと、自分の気持ちを後回しにしてしまうことはありませんか?
しかしその小さな無理が重なっていくと、ある日ふと心が疲れ切っていることに気づくものです。
価値観が食い違う相手に無理に合わせ続けるのではなく、自分自身が心穏やかにいられる“折り合いのつけ方”を見つけることが、長く付き合っていくうえで大切なのかもしれません。

たとえば、今回の体験談のような方法も含め、次のような行動が状況の改善につながるかもしれません。

  • 夫と事前に「どこまで義母に合わせるか」のラインを話し合う
  • 無理に手伝わず「任せる」「外出する」など距離を取る選択肢を持つ
  • 義母に否定されがちな場面は、子どもや夫など第三者を理由に自然に避ける
  • 自分の心の状態を見逃さず、メモや記録で可視化して自己把握する
  • 「何泊までなら自分は大丈夫か」など、自分にとって心地よい滞在条件を見直す

自分のペースや気持ちを守れる関係の築き方は、きっとあります。
あなたの心が落ち着く距離や関係性を、少しずつ模索していきましょう。

※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています

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