夫との間でふと感じた、お金にまつわる小さな違和感。
ほんの些細な食い違いだったはずなのに、気づけばその溝は広がり…
「どうして理解してくれないの?」という孤独感に押しつぶされそうになることはありませんか。
夫婦という最も近い存在だからこそ、金銭感覚の違いは、関係全体を揺るがす大きな不安の種になり得ます。
そのモヤモヤを、あなただけで抱え込んではいないでしょうか。
今回は、ある女性が経験した夫との金銭問題をきっかけに、夫婦の在り方について考えていきたいと思います。
夫婦共働き“対等な”関係だったのに…
子どもが産まれる前まで、私たち夫婦は共働きで、それぞれが自分のお財布を管理していました。
家賃や生活費は分担し、特に不自由を感じることもなく、対等な関係を築けていると思っていたのです。
しかし、子どもが産まれてから、そのバランスは少しずつ崩れ始めました。
夫が家計を管理するようになり、私は毎月決まった額を「食費と光熱費」として渡されるようになったのです。
ある日、夫から渡されたのは数枚のお札。
「これ、今月の分ね!」
その金額は、赤ちゃんのミルクやおむつ代を考えれば、到底足りるものではありませんでした。
子どもが産まれた途端
私が言葉を失っていると、夫は追い打ちをかけるように…
「そのお金で全部やりくりして。あと、児童手当や給付金は半分は俺のものだから。産休中の手当も当然、半分は俺の取り分ね!」
耳を疑うような発言に、目の前が真っ暗になる感覚を覚えました。
そして夫が差し出したのは、わずか2万円。
子どものために支給されるお金も、産休で休む私を支えるはずの手当も、すべて自分の権利だと当然のように主張する夫。
無邪気に眠るわが子の寝顔を見つめながら、私は言いようのない不安に押しつぶされそうになりました。
それでも、幼いわが子を守りたい一心で、私は黙って足りない分を補い続けるしかなかったのです。
最後に
夫の言葉に胸が締めつけられる思いをした方もいらっしゃるかもしれません。
夫婦で築いていくはずの家庭で、お金の問題が壁となり信頼までも見失いそうになるのは、本当に辛いことですよね。
夫との金銭的問題を抱えたとき、下記のことを試してみてください。
- 見える化で現状を把握する。数字や事実を整理することで、冷静に状況を把握できます。
- 信頼できる第三者に現状を打ち明けてみる。抱え込まずに言葉にするだけで、新たな視点が見つかることも。
- 自分のための未来を描く準備をする。将来の選択肢を増やす小さな勇気が、自分らしい人生を取り戻すための大きな力に。
あなたの人生は、他の誰のものでもありません。
どうかご自身を大切に、少しずつでも、心からの笑顔を取り戻すための道を探していきましょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています