夫の無神経な言動に、傷ついたり、呆れてしまったりした経験はありませんか?
「どうして、こんなこともわからないんだろう…」と、頑張りが報われない虚しさを感じてしまうこともあるかもしれません。
今回は、そんな無神経な夫の行動に悩んだ女性が、夫婦関係を改善した体験談をお届けします。
法事で酔っ払ってしまった夫
それは、私の実父が亡くなって一周忌の法要を行ったときのことです。
法要後の食事会で、夫はビールを飲んで、かなり酔っぱらっていました。
酔っ払った夫は、子どもが20年以上前にもらったお年玉について、義理の弟夫婦に文句を言い出したのです。
聞いている周りの人は真っ青。法要の場の空気はさらに最悪なものに。
慌てて止めに入るが…
私は「せっかく来てるのに、突然なに言い出すの!?」と激怒。
私は慌てて夫を車に乗せて帰り「どれだけ昔の話を持ち出すのよ!」と怒りましたが、夫はずっと酔っぱらって無神経な文句ばかり。
私は恥ずかしさと怒りで「場をわきまえろ!」と車内で声を荒げてしまいました。
あまりの大声に、信号待ちの間、周囲から注目を浴びてしまいました。
夫も後ろからシートを蹴ってくる始末。
私は身の危険を感じ、警察署へ向かうことに。
しかししばらくすると、夫は私がいつもと違う方向に車を走らせていることに気づき、びっくりしたようで、急におとなしくなりました。
その様子に、警察署はやめて近くのコンビニの駐車場に車をとめて、夫と話し合うことにしました。
今回の出来事はとても残念なことでしたが、今後の夫婦関係を改めて考える良いきっかけになりました。
最後に
無神経な言動を目の当たりにしたとき、つい「なんでこの人はこんなにも気が利かないんだろう」と絶望してしまいます。
今回のように、大切な場で空気を読まない発言をされると、怒りよりも恥ずかしさや悲しみが先に立つこともあるでしょう。
そんなときは、まずその場を離れてクールダウンすることが大切です。
怒鳴り返すのではなく、安全な場所に避難し、自分と相手の境界線を一時的に確保しましょう。
また、相手が酔っていたとしても、後から冷静なタイミングで「なぜ問題だったか」を言語化して伝えることは不可欠です。
「あのとき私はこう感じた」「あなたの言動でこんな影響があった」と事実と感情を分けて説明することで、相手の理解を促すことができます。
加えて、相手の無神経さが繰り返される場合には、自分の中での「許容できるライン」を明確にしておくことも自分を守る手段となります。
どこまでなら我慢できるのか、次に同じことがあったらどうするのか。
具体的にルールを定めておくことで、都度悩むことなく対応できます。
無神経な人との生活は、ときに心をすり減らすものです。
それでも怒りに任せてぶつかるのではなく、冷静な判断と行動で自分を守ることが、今後の関係を見直す第一歩となるのかもしれません。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています