夏の帰省は、多くの人にとって待ち遠しいイベントであり、懐かしい家族との再会を心待ちにする方も多いでしょう。
しかし、楽しいはずの家族の集まりがデリケートな話題に触れた途端、居心地の悪い時間へと変わってしまうことがあります。
今回は、義実家への帰省中に感じた心のモヤモヤと、そこから得られた気づきについての体験談です。
家族との関係をより良いものにするために、互いに心地よく過ごすためのヒントを探してみましょう。
義母との会話で…
夏の帰省は義実家へ向かいました。
しかし、正直私はあまり乗り気ではなかったんです。 なぜなら、義母は会うたびに繰り返し「子どもはまだ?」と聞いてくるため、いつもモヤモヤして過ごすからです。
私たち夫婦は子どもを持つかどうかまだ話し合っている最中でしたので、簡単に答えられる問題ではありません。
最初に聞かれたときは笑顔でかわしましたが、食事の席や親戚が集まる場など、さまざまな場面で同じ質問をされました。
特に夕食のとき、親戚のおばさんまで「孫の顔を見せてあげなきゃね」と話を広げてきて、ますます逃げ場がなくなり、居心地の悪さを感じました。
義母や親戚に悪気がないのはわかっています。きっと楽しみにしているだけなのだと思います。
それでも、何度も同じことを聞かれると「急かされている」と感じてしまい、心が疲れてしまいました。
義妹にはすでに子どもがいて、その子が可愛がられている様子を見ると自然と比較されている気がして、余計にプレッシャーを感じたのです。
「義妹のところは早かったからね、あなたたちもそろそろね」と言われたときは、笑顔を保つのが精一杯でした。
夫はそのとき、うまくフォローしてくれました。
義実家から帰ってきたあとに「もっと自分が先に止めればよかった」と謝ってくれたのです。
それ以来、夫と「子どもの話題が出たら自分が答える」という役割を事前に決めるようにしました。
そのおかげで少し気持ちが軽くなり、次回の帰省も不安が減ったように思います。
(36歳/女性)
最後に
楽しいはずの帰省が、心に重い荷物を残してしまう。
そんな経験は、もしかしたら多くの方が密かに抱えている悩みかもしれません。
家族との関係をより良いものにするために、どう行動するかを具体的に考えることが前向きな解決につながります。
この体験談のように、デリケートな話題が出たときの「役割分担」を事前に決めておくことで、一人で抱え込まずに済むかもしれませんね。
家族という近い関係だからこそ、お互いの気持ちを尊重し、心地よい距離感を見つける努力が求められます。
帰省が心から楽しめる時間になるよう、夫婦で力を合わせ、自分たちに合ったコミュニケーションの形を見つけていきましょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
