体調が悪いときや、子育てで手一杯のとき。
そんなときに限って、夫の無神経な行動に苛立ちや悲しみを覚えた経験はありませんか。
一番そばで支えてほしい存在だからこそ、その言動に深く傷ついてしまうものです。
しかし、夫に悪気がないことも意外と多いもの。
今回は、妻子の不調を顧みない夫の行動に心を痛めた、ある女性の体験談を通して、夫婦の“思いやり力”について考えていきます。
子どもと発熱…
先日、娘が38度を超える熱を出しました。
いつも元気いっぱいの娘がぐったりしている姿に、見ているこちらが辛くて仕方ありませんでした。
しかし、その風邪は私にも移ってしまい、親子そろって高熱で寝込むことに…。
体のだるさで動くのもやっとの状態で、横になって娘の様子を見守るしかありませんでした。
そんな私たちをよそに、夫は心配する素振りひとつ見せず、衝撃的な発言を平然とぶつけてきたのです。
友達宅に行った夫

「友達の引っ越し、今日しかできないから」と言い残し、家を出て行ったのです。
さらに夕方、夫から届いた「夕飯は済ませてくる!」というLINEに言葉を失いました。
さらには追い打ちのように「うちで飲み直すから片づけといて」との一言が。
体調の悪い妻と娘が横たわるそばで、友人を連れて飲み会をするつもりだなんて…。
その無神経さに、怒りを通り越して呆れ果て、思わず深いため息をつきました。
そして20分後、夫は本当に友人を連れて帰宅。
部屋は笑い声と酒の匂いに包まれ、体調の悪い私と娘はただ黙って横になるしかなくて。
思いやりのかけらもない夫の行動に、自然と涙がにじんでしまいました。
「どうして、こんなときに…」と心の中で何度も寂しい思いを抱えながら、ただ寝込むことしかできませんでした。
最後に
心身が弱っているとき、最も頼りにしたい夫から無神経な行動をとられると、怒りや悲しみを通り越して、深い孤独感を覚えてしまうことがあります。
しかし、そこで諦めてしまう前に、夫の“思いやり力”を育てる視点を持ってみてはいかがでしょうか。
多くの場合、夫は妻がどれほど辛い状況にあるかを、具体的に想像できていないだけかもしれません。
感情的に怒りをぶつけるのではなく、どうしてほしいのかを根気強く伝え、少しでも行動に変化が見られたときには、必ず感謝の言葉を口にしましょう。
その小さな積み重ねが、夫の想像力を育て、頼れる存在へと変わっていくきっかけになるはずです。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
