結婚挨拶のような大切な場面で心ない一言をかけられると、深く傷ついてしまうものです。
その出来事は、これから先の関係に不安を抱かせるのも当然でしょう。
期待と希望を胸に訪れたはずが、予期せぬ言葉に戸惑う経験は、誰にでも起こり得ます。
この記事では、義父からの厳しい言葉に揺れた女性の体験談をもとに、義家族との関係を円滑にするためのヒントを紹介します。
結婚の挨拶で義実家を訪れた嫁
これは、結婚の挨拶で初めて義両親の家にお伺いしたときの話です。
義母が「もう夕方じゃない!よかったら夕飯食べていって」と、声をかけてくださったのですが、手伝わなきゃと思い私は「お手伝いします!」と急いで返事したんです。
すると義母は「いいのよ~座ってて!」と言ってくれ、私をとても気遣ってくれました。
しかし、その様子を見ていた義父が「嫁さんなのに手伝いもしないのか」と言ってきたんです。
すかさず夫が「父さん、そんな言い方しなくてもいいだろ」とかばってくれたのですが、義父は「フンッ」とそっぽを向いてしまい、まったく聞く耳を持ちませんでした。
救世主は…?
すると、一匹の猫が部屋に入ってきたんです。
さっきまでの不機嫌な顔はどこへやら、義父は「お父さんのとこおいで~」とにこにこ笑顔で猫に呼びかけはじめました。
ところが、猫は義父のことをスルーしていき…。
そのまま私のほうに近づいてきて、私の足にすり寄ってきたのです。
義父ではなく、私にすり寄ってくれた猫の光景を見た義父は「そんなぁ…」と涙を流していました。
まさか猫に助けられるなんて…と驚きながらも、とても嬉しかった出来事です。
最後に
義家族からの心ない一言は、忘れられない棘のように心に刺さることがあります。
悪気のない一言だったとしても、言われた側の心に重くのしかかるものです。
言葉で直接やりとりするのが難しいときは、まったく別の要素で場の空気を変えるという視点を持ちましょう。
例えば訪問の際に少し珍しいお菓子などを持参し、自ら新しい話題を提供することも有効です。
緊張が走った瞬間に、その場にいる全員の意識を逸らす要素を意図的に作ることで、気まずい空気を和らげることができるかもしれません。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています