義母との関係は、ときには難しく感じることもあります。
特に、価値観や生活スタイルが異なるとき、些細なことがきっかけでわだかまりが生まれることもあるのではないでしょうか。
今回ご紹介する体験談は、義母の強いこだわりによって、心を痛めてしまった女性のお話です。
自分の作った料理を否定されるたびに、彼女はどのように感じ、そしてどのように向き合っていったのでしょうか。
その心の葛藤と、前向きな一歩について考えてみましょう。
料理へのこだわりが強い義母…
義母は、料理に対して並々ならぬこだわりを持っている方でした。
ある日、私が家族のために腕を振るって煮物を作ったときのことです。
ちょうど遊びに来ていた義母は、食卓に並んだ料理を見るなり「まあまあね、でも私の味付けが一番だから」と、笑いながら言いました。
一口も食べていないのに、自分の作った料理を否定された私は、ただ苦笑いをするしかありませんでした。
その後も、義母からの心ない言葉に悩まされました。
運動会のお弁当を作ろうとしたときに「おかずは私が作ってくるから、あなたはおにぎりだけでいいわ」と言われたり、誕生日の夕食では「ケーキは甘すぎるわね、私のレシピならちょうどいいのに」と比較されたりしたのです。
家族のためを思って心を込めて作った料理を、毎回のように否定されることが続いて胸が痛みました。
そんなわたしを救ってくれたのは、夫と息子でした。
2人は「ママの料理が一番美味しい」と言ってくれたのです。
家族の温かい言葉にわたしは自分の気持ちを取り戻すことができました。
また、この言葉を聞いた義母は悔しそうに表情を曇らせており、少しだけ報われたような気がしました。
義母の何気ない一言は、いつまでも心の中に残っていますが、家族の言葉に私はいつも励まされています。
(43歳/女性)
最後に
他者からの心ない一言が、心を深く傷つけることがあります。
ショックを受けたときに大切なのは、自分を肯定してくれる存在に意識を向けることです。
今回は、義母の一言に心を痛めながらも、夫や息子の「美味しい」という言葉に支えられた女性の体験談を紹介しました。
もしあなたが今、誰かの言葉に悩んでいるとしても、その言葉に囚われすぎないでください。
自分の努力や価値を正しく評価してくれる人たちとの時間を大切にし、その人たちとの対話で、自分の心を満たしていくことをお勧めします。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています