夫婦関係の中で、意見がぶつかることや不満を抱えることは誰にでもあります。
けれど「私さえ我慢すれば丸く収まる」と考えてしまうのは、とても危険なサインです。
小さな我慢が積み重なることで、気づかないうちに心も体も限界を感じてしまうことがあります。
今回は、夫の言動に耐え続けてしまった女性の体験談をもとに、我慢を続ける危うさと、自分を守るためにできることを考えていきます。
外ヅラがいい夫、なぜ家では冷酷に?
結婚してから数年が経ったころ、夫の言動に少しずつ違和感を覚えるようになりました。
最初は「たまたまかな?」と思い、気にしないようにしていました。
しかし次第に、夫の言動が常識外れだと感じる出来事が増えていきました。
たとえば、私が40度の高熱で寝込んでいた日のこと。
起き上がるのもつらい状態だったにもかかわらず、夫はリビングでソファに深く腰かけ、スマホをいじりながらくつろいでいました。
そして、まるで当然のことのように「ちゃんと働けよ、夕飯まだか!?」とイラっとした様子で聞いてきたのです。
私はかろうじて声を絞り出して「具合が悪いから無理」と伝えました。
すると夫は顔をしかめ「俺は仕事で疲れてるんだよ!」と逆ギレし、会話はまともに成立しません。
そんな自分勝手な会話が、日に日に多くなっていったのです。
最初のうちは、私も何とか理解してもらおうと反論していましたが、結局夫が怒鳴るだけで終わる日々が多くなり、次第に言い返す気力もなくなっていきました。
やがて私は口を閉ざすようになり、夫とは必要最低限の会話しか交わさない日々が続くようになりました。
さらに深刻だったのは、夫が外ではまったく違う顔を見せることでした。
友人や親の前では、優しく気の利く夫を演じているため、誰も夫を疑わないのです。
私が悩みを相談しても「きっとあなたの気のせいだよ」と言われてしまい、誰にも親身になってもらえず…。
友人は分かってくれるだろうと心のなかでは信じていた部分があったので、本当にショックでした。
周りから気のせいだと言われるたびに、自分の感じていることは「わがまま」なのかと落胆し、自分を責め続けてしまいました。
心の中で「私さえ我慢すれば丸く収まる」と思い込み、自分の気持ちを押し殺すしかありませんでした。
気づけば体も心も疲弊し、笑顔でいられる時間がどんどん減るばかりで悩んでいます。
(34歳/女性)
最後に
「私さえ我慢すれば」という思考は、一時的に夫婦の衝突を避けられるかもしれません。
けれど、その代償はあなた自身の心の健康です。
まず大切なのは、我慢を重ねることではなく、自分の声に耳を傾けてあげることです。
- 嫌だと感じたら、まずは「NO」と伝える勇気を持つ
- メモやLINEで事象や気持ちを残し、可視化した相談材料の1つにする
- 自分だけの時間を確保し、心をリセットする習慣を持つ
日々の小さな工夫が「我慢」ではなく「対話」や「自分らしさ」につながるでしょう。
我慢のしすぎは危険信号。どうか自分の気持ちを最優先にして、心のバランスを守ってください。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
※この記事はAI生成された画像を使用しています