毎日心を込めて作るお弁当や料理は、家族への大切な愛情表現です。
だからこそ、夫からの何気ない一言が、ときに胸を深くえぐることがあります。
単なる好みの感想に聞こえても、作った側にとっては努力や気持ちを否定されたように感じてしまうのです。
今回は、夫からお弁当へ文句を言われた女性の体験談を通して、傷ついた心を守り、夫婦関係をよりよくするためにできることを考えていきましょう。
妻の手料理にケチをつける夫
これは、結婚してまだ日が浅かった頃の出来事です。
ある日、私が作った夕食の味噌汁を一口すすった夫がこう言ったのです。
「美味しくない。俺の親が作った味噌汁のほうが美味しいよ」
毎日、仕事から帰ってくる夫のために栄養バランスや好物を考え、一生懸命作っているのに…。
それをあざ笑うように、自分の親と比較される一言に怒りが込み上げ、思わず爆発しそうになりました。
しかしここで感情に任せて怒鳴るのは違うと思った私は、笑顔で「食べなくていいよ」となんとか静かに反論したんです。
ただ、このまま言われっぱなしなのも嫌だったので、私は夫にあるお弁当を用意することにしました。
妻の用意した夫への弁当
次の日、私が夫に作ったのは、真っ白なご飯の上に梅干しが一粒だけの「日の丸弁当」でした。
その後昼過ぎにふとスマホを見ると、夫から「ごめん」という短い謝罪メールが届いていました。
きっと日の丸弁当を見た夫は、私が昨日のことを怒っていると気づいたでしょう。
しかし私の怒りは収まらず、ただため息をつくしかありませんでした。
それ以来、夫はご飯のことに関して文句を言わなくなりました。
自分の気持ちを夫に直接伝えることの大切さを、改めて実感した出来事です。
最後に
夫からのお弁当への文句は、妻にとって大きなストレスになるもの。
しかし、ただ落ち込むのではなく、少し遊び心を効かせて“仕返し弁当”で対応するのも一つの方法です。
例えば以下のようなお弁当を作ってみるのはいかがでしょうか。
- 言われた言葉をそのまま再現する「メッセージ弁当」
- 理想の味を夫自身で作ってもらう「セルフクッキング弁当」
- 夫の言動レベルに合わせた「お子様ランチ風弁当」
- 茶色い煮物や揚げ物、白いご飯などで統一する「地味色・やる気ない弁当」
ユーモアを交えながら伝えることで、夫にも自分の言葉や態度を振り返ってもらえるきっかけになるかもしれません。
ご自身の気持ちを整理し、最適な伝え方を見つけてみてはいかがでしょうか。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています