愛情を込めて作ったお弁当が、当たり前のように感謝される日々。
それが突然、冷たい言葉で否定されたら、どんな気持ちになるでしょうか。
健康を願う気持ちや、相手を思う心まで踏みにじられるような経験は、誰にとってもつらいものです。
今回は、心を込めて作ったお弁当に文句をつけられた女性の体験談を通して、夫婦の関係性における大切なヒントを見つけていきましょう。
お弁当に文句を言う夫…
私は毎日、健康を気遣った、体に優しいお弁当を作っていました。
夫も「おいしい」と喜んでくれていたので、作るのが楽しみでした。
ある日「美味しそうなブロッコリーをいただいたからお弁当に入れておいたよ」とお弁当を渡すと、夫は「ふーん」と興味のなさそうな返事だけをして家を出たのです。
その晩、夫は帰宅するなり私に「君が作るおかず、どれも味が薄いんだけど」詰め寄ってきたんです。
「え…そっ、そうかな」と、急な夫の苛立ちに戸惑いを隠せませんでした。
さらには「あと、豆を煮たおかず?あれ嫌いだから入れないで」とまくし立て、夫の機嫌は悪くなる一方。
「わかった…」と、私はただ頷くことしかできませんでした。
我慢の限界を感じ…
「あとさぁ、ブロッコリーだけど、君は気遣いが足りないんじゃない?」と、夫は呆れたように言葉を続けました。
私は喜んでもらえると思って入れたブロッコリーに、まさかこんな返事が返ってくるとは思わず絶句。
さらに夫は「俺の母親はブロッコリーには必ずマヨネーズをつけてくれてたのに」と言い、上から目線で文句を続けます。
「まあ、次から気をつけなよ」と締めくくられたその言葉に、私は心の中でどんどん不満が積もっていきました。
毎日のように否定され、努力も認められない日々。
私は次第に、これ以上夫に自分の気持ちを押し殺してまで付き合う意味がないと感じるようになりました。
そしてついに、我慢の限界に達し、夫との離婚を決意したのです。
それ以降、私は夫にお弁当を作ることはありませんでした。
最後に
日々の暮らしの中で、ふとした瞬間に投げかけられる言葉が、心を深く傷つけることがあります。
特に、愛情を持って行った行動が否定されると、自分の存在そのものが認められていないように感じてしまうものです。
無意識のうちに相手を傷つけていないか、自分自身が相手の言葉に縛られすぎていないかを振り返るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
日常の小さなやり取りを見直すことで、より穏やかな関係を築くことができるはずです。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています