家族が体調を崩したとき、夫の対応に困ることがあります。
特に、助けを必要としている状況で無関心や冷淡な態度を取られると、不安や孤独感が一層強くなることでしょう。
今回は、娘が高熱で緊急入院した際、夫の無関心や協力のなさに直面した女性の体験談を紹介します。
同じような状況で悩む方に、少しでも心の整理や対応の参考になればと思います。
家族が体調不良になったとき…
娘が1歳半だったときの夜、突然家の中をドタバタ走り回り、抱き止めると体が熱く、かなり高熱があることに気づきました。
慌てて救急外来へ向かうと、体温は42℃。暴れる娘は院内でも走り回り、押さえても泣き叫びます。
途中で自販機を見つけて飲み物を買うと、しばらくは落ち着いて座るものの、飲み終えると再び走り回りました。
これを繰り返すこと3時間、やっと診察してもらえました。
診断は重度の感染性胃腸炎で、娘と私はそのまま入院となりました。
夫は付き添ってくれたものの、待ち時間が終わると「ゆっくり治療してね」とだけ言い残し、嬉しそうに帰宅。
入院中は、母乳で娘を寝かしつける傍ら、自分の食事は売店で買い込む日々が続きました。
夫に電話を何度かしても出ず、やっとつながっても用件が済むとすぐに切られました。
私は数日経ってもシャワーすら浴びられず、髪や体がべたつく中、孤独と疲労が重くのしかかりました。
退院が決まった際、シャワーを浴びたいことを伝えると夫は無言。
そして家に帰り、やっとシャワーを浴びたところ「え…もしかして風呂入ってなかったの?汚いな~」と暴言を浴びせられたのです。
理不尽さと怒りで胸が張り裂けそうになり、どうしようもない孤独と疲労でいっぱいになりました。
この経験で、家族の危機のときに支えてもらえない辛さと、自分ひとりで耐え抜かなければならない現実を感じました。
(46歳/女性)
最後に
家族の体調不良時に配偶者が協力しないと、心身ともに大きな負担になります。
まず、自分の気持ちや体調を無視せず「助けが必要である」ことを明確に伝えることが大切です。
可能であれば、入院や育児のサポートについて事前に具体的に話し合い、緊急時の役割を決めておくと混乱を減らせるでしょう。
また、無視や冷淡な態度が続く場合、1人で抱え込まず、信頼できる家族や友人、専門機関に相談することも重要です。
体調不良や育児は自分だけの責任ではありません。
自分を守り、適切なサポートを受けることが、心身の安全と家族の安定につながります。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています