「うるさい!」「黙れ!」結婚した途端、妻に暴言を吐く夫。しかし限界寸前の妻が下した決断は『私が…しなきゃ…』

結婚生活の中で、夫の心ない言動に傷つきながらも、子どものためにと自分を押し殺して耐えてしまう方は少なくありません。
確かに、子どものためを思えば我慢することが最善に思える瞬間もあるでしょう。
しかし、その選択をし続けることは本当に正解なのでしょうか。

今回は「自分さえ我慢すれば」と思い続けてきた女性の体験談をもとに、母親が心身を守るために考えたい視点について紹介します。

結婚してから変わった夫…

夫と出会ったのは、数年前のことでした。
付き合っていたころの夫は、優しくて穏やかな人で、本当にいい人だったのです。

しかし、長い付き合いの中で、私たちはすれ違うようになっていきました。
夫の歩く速度がだんだん速くなり、私が置いていかれることが増えていったのです。
私は「待って〜!」と、何度も夫を呼び止めましたが、夫は気にも留めません。
それどころか、私を馬鹿にするかのような表情を浮かべていました。
今思えば、そのときからすでに夫は変わってしまっていたのかもしれません。

我慢の限界だが…


結婚後、夫は私を見下すような言動が増えていきました。
「うるさい!」「黙れ!」と、夫からきつい言葉を浴びせられるたび、私の心は深く傷ついていきました。
そして、私を馬鹿にするような態度もさらにエスカレートしていったのです。
「こんな人だったなんて…」と、私は後悔の念に駆られました。
毎日、夫の心ない言葉に精神的に追い詰められ「離婚したい」と何度も思いました。
でも、私たちにはまだ幼い子どもがいます。
「子どもが自立するまでは、私が我慢しなきゃ…」と自分自身に言い聞かせて耐えるしかありませんでした。

最後に

「子どものために我慢しなきゃ」と思い込むことは、一見すると家族を守る行動に見えるかもしれません。
けれど、無理に耐え続けて母親の心が壊れてしまえば、子どもにとっても幸せな環境とは言えません。

大切なのは、我慢することではなく、健やかな自分を保つことです。

  • 自分の気持ちを素直に言葉にして伝える
  • 小さな楽しみや息抜きを生活に取り入れる
  • 「これは無理」と思うラインを自分の中で決め、ラインを越えたら離婚などの行動に出る

子どもにとって本当に必要なのは、無理をしている母親ではなく、安心して笑っていられる母親の姿です。
どうか自分を犠牲にせず、心のバランスを大切にして過ごしてください。

※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています

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