義実家との関わりの中で、多くの人が一度は経験する「ありがた迷惑」な出来事。
特に、義母から渡されるプレゼントが「えっ、これ…?」と戸惑うものだったとき、どう対応すればいいのか悩んでしまう方も少なくありません。
しかし、心のこもった贈りものを無下にするわけにもいきませんし、関係をないがしろにすることも避けたいでしょう。
今回は、義母からプレゼントを受け取って戸惑った女性の体験談をもとに、角を立てずに対処する方法を考えていきます。
連休に義実家へ
連休を利用して、久しぶりに義実家へ挨拶に行ったときのことです。
ちょうど息子の誕生日が近かったため、一緒に食事に出かけました。
和やかに時間を過ごし、そろそろお開きという頃、義母からひとつの包みを渡されました。
どうやら息子のために用意してくれたものらしいです。
息子も「プレゼントだ!」と、嬉しそうに開けました。
しかし、中から出てきたのは古びた洋服。
驚いたのは、その洋服が夫の子どもの頃のお下がりだったのです。
義母から渡されたのは…
息子は埃に反応し、咳き込んでしまいました。
義母は「パパが子どものときに着ていたものよ。捨てられなくて」と笑顔で言っていましたが、私は戸惑いを隠せませんでした。
誕生日を心待ちにしていた息子に渡されたのが、使い古されてボロボロの服だったこと。
そして、それが息子の体に負担をかけてしまったことを思うと、親としてとても胸が痛んだのです。
しかし、義母に私から文句を言う訳にもいかず…。
そんなとき、夫が毅然とした態度で「母さん…こんなのはプレゼントじゃない!」
「頼むから金輪際こういうものを渡さないでくれ!」と強く言い返してくれました。
夫の言葉に私は心から救われ「よくぞ言ってくれた」と思った出来事でした。
最後に
義母からのプレゼントが素直に喜べないとき、無理に我慢する必要はありません。
大切なのは、子どもの健康や自分の気持ちを守りながら、できるだけ関係を悪化させない工夫をすることです。
- 一度は感謝を伝えつつ、子どもに合わないことをやんわり共有する
- どうしても使えない場合は「記念にとっておくね」と処分せず流す
- 夫に間に入ってもらい、こちらの気持ちを代弁してもらう
小さな工夫次第で、義母との関係をこじらせることなく、自分と家族を守ることができます。
気持ちを押し殺さず、上手に「NO」を伝える勇気を持ちましょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています