義実家との関係は、多くの人が悩むものです。
特に、理不尽だと感じる行動を取られたとき、どう対応すればよいか迷うかもしれません。
楽しいはずの食事の席で、予期せぬ仕打ちによって深く傷ついた経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
今回は、義家族からの理不尽な対応に悩んだある女性の体験談を通して、義家族とのより良い向き合い方について紹介します。
義実家に帰省した嫁

これは、娘がまだ1歳だった頃、義実家へ帰省したときの出来事です。
義母が「今日はすき焼きよ~」と立派なお肉を用意してくれていて、私はとても嬉しかったのですが…。
食事の準備が整うと、義母は私に「あなたは孫ちゃんに先に食べさせてあげてね」と言いました。
なんと、私と娘だけが、義両親や夫とは別の小さなテーブルに案内されたのです。
さらに、義両親と夫はメインのテーブルで楽しそうにすき焼きを囲み、次々とお肉や野菜を鍋に入れていきます。
私は娘に食事を与えながら、その光景をただ見つめるしかありませんでした。
義母の理不尽な対応
やがて娘が食べ終わり、私もすき焼きを食べようと鍋を覗いた瞬間、思わず「えっ…これって…」と言葉を失いました。
鍋の中は煮詰まってドロドロになり、具材はほとんど残っていません。残っていたのは、肉の切れ端と煮崩れた野菜だけ。

「残飯みたい…」と感じ、私はサーッと凍りつきました。
呆然としている私に、義母はさらりと一言。
「まあ、食べるものがなかった?野菜の切れ端ならあるけど、自分でやってね」
その言葉に、私は怒りが込み上げ「結構です」と強く返しました。
結局、私は煮詰まったすき焼きを食べることに。
あのとき感じた屈辱と悲しみは、今でもすき焼きを見るたびに蘇ります。
最後に
家族が集う食卓は、本来、和やかで温かい時間であるはずです。
しかし、義家族からの理不尽な対応によって、その場が心に深い傷を残すこともあります。
もし、理不尽な扱いを受けたときは、義家族と必要以上にかかわらず、あいさつや形式的な会話だけにとどめるなど、心理的な距離を取ることも1つの方法です。
また、同じ経験を持つ友人やコミュニティに相談し、他者の意見や共感を得ることで、自分の感情を整理しやすくなります。
1人で抱え込まず、自分の心を守る範囲を自分で決めることが、今後の関係をより健全に保つ第一歩となるでしょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
