子どもの安全に関わる問題は、親として最も神経を使うことの一つです。
特に、自分の育て方とは異なる価値観を持つ方に子どもの面倒を見てもらうとき、思わぬ行動に遭遇し、不安を感じた経験がある方もいるでしょう。
良かれと思ってされた行動であっても、結果として危険を伴うこともあります。
今回は、義母の子どもへの接し方にヒヤリとした女性の体験談を紹介します。
義母と警察が口論に…

息子が2歳のときの話です。
その頃は、息子が活発で本当に目が離せない時期でした。
私は郵便局に用事があったため、同居している義母に10分ほどの間、息子とお留守番をお願いすることにしたのです。
義母は快く「いいわよ」と引き受けてくれました。
そして帰宅すると、まさかの光景が目の前に広がっていました。
家の前で警察官と義母が口論していたのです。
「えっ!?なにかあったんですか!?」と驚きと不安でいっぱいになりながら駆け寄ると、警察官の方が私に声をかけてきました。
「奥さんですか?」と聞かれ、頷くと事情を説明してくれました。
どうやら義母は、息子を自転車のカゴに乗せて走っており、警察官の注意を無視してそのまま自宅へ戻ったそうなのです。
しかし義母は「私は悪くないわ!」「みんなやってるじゃないの!」と、自説を曲げようとしませんでした。
勘違いが原因で…
そこで義母は「いつも自転車のカゴに乗せてるじゃない!」と言いました。
その瞬間私は、義母は勘違いをしているのだと気づきました。
義母は、チャイルドシートはカゴだと思っていたのです。
今回は何もなかったものの、息子に怪我でもあったらと、背筋が凍るような恐怖を感じて青ざめました。
その後、警察官と私から注意され、帰宅した夫にも注意された義母は、さすがに反省している様子でした。
それ以来、義母が「自転車に乗りたいな〜」と言ってきても、私は断固として拒否しています。
息子に危ない思いをさせることが無いように、今後は義母の運転する自転車には乗せないと決めています。
最後に
子どもの安全に対する価値観の違いは、誰の家庭にも起こり得ることでしょう。
「昔は大丈夫だった」が、今も通用するとは限らないのです。
子どものことを第一に考えて、リスクについて理解を求めることが、お互いの信頼関係を守ることにもつながります。
今一度、家庭内の安全意識を見直す良い機会と捉えてみませんか。
- ネット記事や行政の資料など、信頼できる情報を活用して、子どもに関する最新の安全基準や法律を義家族と一緒に確認する機会を作ってみましょう。
- 感情的な批判を避け「もしこうなったら」という具体的な危険性を、冷静かつ丁寧に説明してみましょう。
- 危険な遊び方を提案されたら、代わりに徒歩での移動や、公園で一緒に遊ぶなど、安全な方法での代替案を提案しましょう。
行動を起こすことで、きっと家族にとって最も安心できる環境を築くことができるでしょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
