家族の未来を築いていく上で、夫婦間の信頼関係は何よりも大切です。
しかし、その信頼が「お金」によって揺らいでしまうこともあります。
特に、子どもが産まれたばかりの大切な時期に、金銭トラブルが発覚したら、どう対応すればよいのでしょうか。
この記事では、夫の借金が発覚した女性の体験談を通して、家族を巻き込む金銭トラブルへの向き合い方を紹介します。
借金を抱えていた夫

これは、3人目の子どもが産まれた直後に発覚した、夫の借金についての話です。
ある日、私は夫宛の郵便物の中に、見慣れない「借用書」を見つけてしまいました。
中身を確認すると、そこには夫の名前と、到底返せると思えないほどの借金の額が…。
あまりのショックに、私は夫に「あなたとはもう無理…離婚して」と告げました。
しかし、産まれたばかりの赤ちゃんや上の子たちの顔を思い浮かべると、すぐには決断できずにいました。
すると、夫は「ごめん…このことは、おふくろ(義母)には言わないでくれ」と私に懇願してきたのです。
しかし私は、その言葉を聞かずに、義母にすべてを相談することにしました。
すると、さらなる衝撃的な事実が発覚したのです。
義母の口から告げられた真実
義母は「ええっ!」と驚いた様子で、そのことについてはまったく知らなかったようでした。
さらに話を進めるうちに、義母が夫に100万円もの大金を預けていたことが明らかになりました。
そして、そのお金を夫がすべて使い込んでいたのです。
息子の裏切りを知った義母は「あのお金は…あなたが使うためにあげたんじゃない!産まれてきてくれた孫たちのために、使ってほしかったお金だよ!」と激怒。

いつもは息子に甘い義母が、孫への強い思いから放ったその言葉は、夫に深く突き刺さったようで…。
夫は何も言い返すことができず、だいぶ堪えた様子でした。
最後に
出産直後という最も支えが必要な時期に、夫の金銭トラブルが発覚したときの衝撃は計り知れません。
もし夫の金銭問題に直面したら、1人で抱え込まず、まずは冷静に事実を確認することが大切です。
その上で、信頼できる身内や親戚、あるいは弁護士やカウンセラーといった専門家に相談し、客観的な意見を求めることも1つの方法です。
また、このような事態になる前に、家計の状況を夫婦で共有し、現実的な返済計画や家計の見直しを夫婦で計画することも有効です。
お互いが現状を正しく理解し、協力して再出発を目指すことで、信頼を取り戻すきっかけにもなります。
自分の気持ちを我慢するのではなく、家族全体の問題として捉え、前向きな対話を心がけることが大切です。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
