配偶者の単身赴任は、夫婦関係に新たな課題をもたらします。
連絡が途絶えがちな週末、そして親族から寄せられる心ない言葉は、水面下で進行する夫婦の危機を見過ごす要因となり得ます。
今回は、夫の浮気と不誠実な態度、義理の親族からの無理解に苦しんだ女性の体験談を紹介します。
早期に夫婦関係と親族との関係性を見直す大切さを考えてみましょう。
単身赴任夫の「音信不通」はクロだった!
結婚直後、夫は他県へ単身赴任することになりました。
すると夫は独身のように振る舞い始め、自宅に戻らないのをいいことに、連絡がつかなくなることが多くなりました。
理由を聞いても「繁華街は電波が悪い」と繰り返すばかり。
不審に思い話し合いを重ねる中で、夫は退職を示唆しました。
その際、義理の親族に相談すると「息子の単身赴任は、結婚前から覚悟していたでしょう」「息子は単身赴任しながら頑張っていたのに」と責められてしまい…。
あまりにストレスがたまり、私は離婚も視野に入れ始めました。
そして夫は退職。
その後、私に当たり散らす日々が続きました。
そんなある日、夫の携帯電話を見て私は愕然としました。
夫は浮気していたのです。
しかも浮気が始まった時期は、単身赴任開始からわずか1ヶ月後。
音信不通の週末も、理不尽なやつ当たりも、すべてが浮気によるものだったと気づき、思わずゾッとしてしまいました。
怒りに震えながら夫を問い詰めると、平然と「俺だけのせいじゃない!」と言い放ちました。
責任逃れの言葉に、私は激しい怒りを覚えました。
10年以上経った今でも、夫の「俺だけのせいじゃない」という発言は変わらず、その不誠実さを許すことができません。
(45歳/女性)
最後に
夫婦の危機は、生活の変化や外部からの無責任な介入によって深まります。
音信不通や親族の「覚悟」を問う言葉は、潜在的な問題を示す警告信号です。
夫の「俺だけのせいじゃない」という責任転嫁ややつ当たりは、許しがたい怒りであり、あなたの精神的エネルギーを消耗させます。
感情的な対立を避け、まずはご自身の精神的なケアを最優先し、心の平穏を取り戻しましょう。
その上で関係修復を望むなら、不貞行為の詳細な開示、誓約書の作成、相手との断絶、態度改善など、具体的かつ誠意ある条件を夫に提示し、夫婦のルールを明確に定める必要があります。
夫が条件に応じない、または誠意が見えない場合は、自身の利益を最優先し、離婚を含めた冷静な現状分析と次のステップの検討に移行しましょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
