妻への感謝を込めて、人生初の“弁当作り”に挑戦!ワクワクしながら感想を待つも⇒妻「…何してくれてんの?」

夫が家事や育児に協力しようとしてくれる姿勢は、本来とても嬉しいものです。
しかし、その行動にどこか配慮が足りず、思わず溜息をつきたくなることはありませんか。

せっかくの気遣いも、結果的にあなたの負担やストレスを増やしてしまうことがあります。

この記事では、夫の善意の行動が裏目に出てしまった体験談をもとに、配慮に欠ける行動への上手な対処法を紹介します。

夫の人生初のお弁当作り!

普段、家事や育児をまったくしない私ですが、いつも頑張ってくれている妻のために、人生初のお弁当を作ってみることにしました。
「今回は俺が作るよ!」と意気込み、前日から買い出しへ。
その様子を見た妻は「大丈夫ー?」と笑いながら声をかけてくれました。
言葉こそ軽やかでしたが、妻の笑顔から、どこか嬉しそうな気持ちが伝わってきたので、私はとても張り切っていたのです。

当日、私は朝4時に起き、慣れない手つきで調理を開始。
その後、2時間かけてようやく妻の好物をたっぷり詰め込んだ、渾身のお弁当が完成しました。

そして昼休み、妻からの感想をとても楽しみにしていると、妻から着信が。
ウキウキしながら電話に出ると、妻から思いもよらない言葉を告げられたのです。

妻からの予想外の言葉に


「何してくれてんの?」

予想外の妻の反応に私が戸惑っていると、妻は「なんでお弁当箱の中に、大量のオイルサーディンを入れたの?」と問い詰めてきたのです。
妻の好物だから喜ぶと思い、たっぷり詰めたのですが…。

さらに追い打ちをかけるように「その隣におはぎって正気?ステーキの肉汁がおはぎに染み込んで、とんでもないことになってるんだけど」と怒りは収まりません。
良かれと思い、妻の好きなものばかりを詰めたお弁当。
さらに「ドリップ控えめ」とネットで検索し、肉を室温に戻すなど肉汁対策もしたつもりでした。
しかし私は、妻の立場に立って考えることができていなかったのです。

その夜、私は改めて妻に謝りました。
自分では完璧だと思っても、相手にとってはそうではないこともあるということを、身をもって学んだ出来事です。

最後に

夫の「良かれと思って」の行動が「配慮がない」と感じるときは多くあるでしょう。
相手の気持ちや現実的な状況を考えずに行動すれば、どんなに善意からのことでも、結果的に失望やすれ違いを生んでしまうものです。

だからこそ、不満を感情的にぶつけるのではなく「なぜその行動が配慮に欠けるのか」を冷静に伝えることが大切です。
もし夫の行動にモヤモヤしたときは、まず「作ってくれてありがとう」と感謝を伝えたうえで「次からはこうしてくれると嬉しい」と具体的に要望を示してみましょう。

我慢するのではなく、思いやりをより良い形で育てていく対話を意識することが、関係を深めるきっかけになります。

※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています

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