結婚は愛する人との新生活の始まりであり、育った環境が異なる「家族」とのつながりを築くことでもあります。
初めての義実家訪問では、ときに「食卓」で家庭独自の文化、いわゆる「カルチャーショック」に直面することもあるでしょう。
今回は、義実家の独特な「我が家の味」に戸惑った女性の体験談を紹介します。
そして、どのように新しい家族との関係性を築いていくのかについて考えていきましょう。
義実家で遭遇した「我が家の味」
結婚して初めての義実家訪問。
緊張しながら食卓につくと、義母が得意げに「うちの定番料理よ!」と大皿をテーブルに置きました。
ふと見ると、白米にマヨネーズをたっぷりかけ、その上にツナ缶と刻み海苔、さらに生卵が落とされた謎の一品。
義父が「“マヨごはん丼”はスタミナがつくんだ」とニコニコしています。
正直、見た目の時点で食欲が遠のきました。
「どうぞ食べて」と勧められ、勇気を出してひと口。
悪くはないのですが、非常に重たく感じました。
なんとか完食すると「おかわりあるわよ」と義母。
夫が「懐かしいなぁ」と嬉しそうに食べている横で、私は必死に笑顔を作りました。
後日「正直、ちょっと驚いた」と夫に話すと「普通だと思ってた」と返され、二重にショックを受けました。
どうやら“義実家ルールの味”は、彼にとっての日常だったようです。
どの家庭にも“我が家の味”はありますが、義実家となると、その独特さにカルチャーショックを受ける人は多いのです。
とはいえ、食の好みは育った環境の違いそのもの。
驚きや戸惑いも、新しい家族になるための一歩なのかもしれません。
(28歳/女性)
最後に
義実家の食卓で遭遇する、想像もしなかった「我が家の味」
それは、誰もが通る「家族の文化」を肌で感じる瞬間ではないでしょうか。
食生活は長年の習慣によるその家庭の「常識」であり、思わぬ“珍メニュー”への驚きや戸惑いは、新しい環境への自然な反応です。
義実家の「マヨごはん丼」のような独特な料理は、夫のルーツや家族の愛着が詰まった「我が家の味」として尊重しつつ、その「驚き」を「新しい食文化」として面白がりましょう。
義母に調理の背景を尋ねてコミュニケーションを図り、無理せず感謝を伝えること。
さらに、自分の得意料理を振る舞う機会を持つことで、お互いの食の好みを交換し、相互理解を深めることが、関係円滑の鍵となります。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
