妻が愛情を込めて作った料理に対し、感謝ではなく「上から目線」で意見を述べる夫の存在は大きなストレスになります。
今回は、妻の料理に文句ばかりの夫が、妻への感謝とありがたみの心が芽生えたという体験談を紹介します。
味に口を出す夫への対処方法と、夫婦間の感謝の大切さを考察していきましょう。
「自分は味にうるさい」と豪語する夫
うちの夫は昔から「自分は味にうるさい」と豪語していて、私が作る料理にもいちいち文句をつけてくるタイプでした。
特に家庭の味に対して「もっとこうした方がいい」と上から目線で言ってくるので、イラッとすることが多くて困っていました。
しかも食卓に座るだけで何も手伝わず、食べ終わったら「ごちそうさま」と言ってスマホをいじる始末。
私が毎日献立を考えて買い物して、調理していることをまるで当然のように思っているのが腹立たしくて仕方ありませんでした。
ある日、私が風邪気味で体調を崩してしまい、夕飯を作るのが難しい状況になりました。
すると夫が「じゃあ俺が作るよ」と言い出し、得意げにキッチンに向かったので、私は黙って任せることに。
内心“文句ばかり言ってるんだから自分でやってみればいい”と思ったのです。
そんな思いをよそに、夫はやる気満々。
ネットでレシピを調べながら煮物を作り始めました。
できあがったのは、見た目はそれなりに美味しそうな煮物。
しかし、ひと口食べた瞬間、顔色がみるみる変わっていき「ううっ…しょっぱい…」とつぶやいた夫。
どうやら醤油とみりんの分量を間違えたようで、味が濃すぎて食べられたものではありませんでした。
私が「味にうるさい人が作るとこうなるのね」と笑いながら言うと、夫は何も言えずに黙ってしまったのです。
しかも鍋の底には焦げがこびりついていて、洗い物も大変。
結局、私が後片付けまでやる羽目になりました。
それ以来、夫は私の料理に文句を言わなくなり、むしろ「いつもありがとう」と言ってくれるように。
あのとき夫が見せた“真っ青な顔”と“焦げた鍋を前に固まっていた姿”は、今でも忘れられません。
私にとっては、ちょっとしたスカッとした出来事でした。
(38歳/女性)
最後に
誰かの役割を安易に評価し口を出すことは簡単ですが、実際にその立場になって初めて、その大変さや奥深さを知るものです。
夫婦の絆を深め、尊重し合う関係を築くため…
「お互いの苦労を共有すること」にチャレンジしてください。
それは「相手への感謝」が芽生えるきっかけにもなります。
相手の苦労を体感することで、これまでなかった“相手への感謝や思いやり”の心が生まれるはず。
結果としてそれは、お互いにとって心地よい家庭環境を作り出すことにつながるでしょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
