子育てにおいて、子どもの身の安全は何よりも優先すべきことです。
しかし忙しい日常の中、夫婦の「危機管理」に対する意識に差が生じてしまうことは珍しくありません。
特に子どもが危険な目に遭い、その原因が油断や甘さにあると知ったとき、心に生まれる不安や怒り、不信感は大きいもの。
今回は公園での出来事をきっかけに、夫への不信感を募らせた妻の体験談を紹介します。
夫には2度と子守を任せられない!
ある休日、私は家事を片づけるため夫に「少しだけ見ていてね」と子どものお世話をお願いしました。
夫は「任せて」と快く引き受けてくれたので安心していたのですが…
しばらくして帰宅した子どもの服や靴を見て「どういうこと!?」と驚きました。
泥だらけになっているのはまだしも、ひざに擦り傷を作って「うわああん!!」と大泣きしていたのです。
話を聞くと、夫は子どもをブランコに乗せたままスマホを見ていたらしく。
隣の子にぶつかりそうになった瞬間も反応が遅れ、危うく大きなケガにつながりかけたそうです。
本人は「ちょっと目を離しただけだ」と軽く言いましたが、子どもからすると怖い思いをしたのは事実。
もちろん、親としても許せない行動でした。
私は普段から「子どもの安全が第一」と言い聞かせてきましたが、夫は「大げさだよ」と言ってなかなか理解しようとしません。
その結果、子どもに傷を負わせてしまったことが悔しくて「親の自覚あるの!?」と強く叱責しました。
夫は反省したようですが、私の中で”二度と任せられない”という気持ちが強まりました。
この経験を通して、ただ一緒にいればいいわけではなく、常に子どもの安全を最優先に行動する責任があると痛感しました。
(39歳/女性)
最後に
夫婦間であっても、子どもの安全に対する責任感と危機感には温度差があります。
「ちょっと目を離しただけ」の「ちょっと」が、取り返しのつかない事態を生むことも少なくありません。
そこで大切なのは、感情的な非難ではなく「安全に対する具体的な共通認識を築く」という行動です。
- 子どもと外で遊ぶときはスマホをカバンにしまう(守れなかったら翌週の家事担当を増やす)
- 子どもの年齢に応じた”危険な場所リスト”を夫婦で作成し、その場所での見守り方を具体的に話し合う
こうした地道ながらも具体的な一歩を踏み出すことで、夫にも責任感を持たせてください。
子どもの安全に対する責任感を共有できれば、安心感を取り戻せるはずです。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
