手作りの料理やお菓子を大切な人に「美味しい」と食べてもらえる瞬間は、なににも代えがたい喜びです。
しかし…その喜びのあとに「もう少し配慮がほしかった」という小さな不満や「私の楽しみが…」という寂しさが残ってしまうことはないでしょうか?
今回は、妻が丹精込めて作った特製チーズケーキを巡る体験談を紹介します。
夫婦間における「配慮」について向き合うヒントを与えてくれるお話です。
手作りケーキが完成
ケーキ作りが好きな私が、手間ひまをかけて特製のチーズケーキを作ったときの話です。
あとは冷蔵庫で冷やせば食べられる…!とルンルン気分でいました。
夫がチーズケーキを発見

すると冷蔵庫を開けた夫がその存在に気づき「食べていい?」と聞くので、私は「食べてもいいけど、娘と私の分は取っておいてね」と伝えました。
ただ娘は「いらない」と言ったので、夫は「じゃあ娘の分も食べてやる」と言いながらパクパクと美味しそうに食べてくれました。
それ自体はとっても嬉しかったのですが…。
数分後、チーズケーキを見て衝撃。
なんとホールのチーズケーキがたった一切れに!?
「嘘でしょ、私の分は?」と問い詰めると、夫は「一切れ残したよ。おいしーな」と、あっけらかんと笑顔で答えたのです。
ものの数分で起きた出来事に「あり得ない」とショックを受けました。
ケーキを夫の前に出すよりも先に、自分と娘の分を切り分けて食べるしかないと思いました。
最後に
妻の「取っておいて」という言葉だけを、夫が鵜呑みにしたことが原因かもしれません。
そのため「一切れ残した=夫なりの配慮だった」ということも。
このような事態を避けるためには「私の分はお皿に分けておくね」などと、物理的に区別することが大切です。
または「私の分は、絶対にこの3分の1ね」と、笑顔で明確な数字を伝える方法もあります。
これにより夫は「妻の楽しみ」を具体的に認識でき、配慮の仕方が明確になるはずです。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
