妊娠という人生の大きな変化を迎えようとしている時期に、夫からの重大な報告や予想外の行動に直面すると、不安と動揺で心が乱されるものです。
その行動が、夫婦間の相談を経ずに一方的になされたものであった場合はなおのこと。
今回は「夫婦のすれ違い」が極限に達し、頼るべき義母からも予想外の言葉をかけられてしまった妻の体験談を紹介します。
夫婦間のコミュニケーション、そして相談相手の選び方について考えていきましょう。
第一子の妊娠中
私が第一子を妊娠中に、ある日突然夫が仕事を辞めてきたと報告してきました。
私は驚き、理由はなぜなのかを聞きました。
すると不機嫌そうな夫から「君に言ったって、俺の気持ちなんかわからない！いつもそうだ、君は俺の気持ちを全然わかってない！」と言われたのです。
私は思わず「どうしてこんなに大切なこと、事前に相談してくれなかったの？勝手すぎるよ！」と言ってしまい…。
それに対し夫は「勝手なのは君だ！いつも俺ばかりに負担を背負わせて！」と言い、そのまま部屋を出て行ってしまったのです。
私は動揺しながらも、これはもう義母から何か言ってもらうしかないと考えました。
かわいそうなのは息子
そして義母に電話をしてみると、義母は「うん…そうなの…」と真剣に私の話を聞いてくれたようで、冷静な口調で「それは酷いわね」と一言、言ってくれたのです。
理解してもらえた…。
そう思った私も「ですよね…」と返したのですが…。
その直後、義母から「あなたのことよ」という信じられない言葉が。
さらに義母は「なぜ私の息子ばかりが働かなければならないの？あなたが働ければいいだけの話じゃない！息子がかわいそうだわ！」と言い放ったのです。
私は呆気に取られてしまい、頭が真っ白になりました。そして、相談先を間違えたことに気づいたのでした。
最後に
夫からの突然の事後報告や相談のない決定は「信頼関係」をも揺るがしかねません。
この体験談から学べるのは「コミュニケーションの欠如が、いかに深刻な危機を招くか」ということです。
同じような境遇に直面したときは、一度冷静になり夫に「何に苦しんでいたのか、何がつらいのか」を優しく聞いてみてください。
そして信頼できる自分の友人や家族、親族などを相談相手に選ぶことで、気持ちも楽になれるでしょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています