「子どものために我慢しなければ」という思いは、責任感の強い人ほど抱きやすい感情です。
しかし、平穏を保とうと耐え忍ぶ日々が、実は最も守りたいはずの子どもの心に影を落としているとしたら…。
今回は、支配的な言動で家族を縛りつける夫に対し、ついにその沈黙を破ったある妻の体験談を紹介します。
暴言に耐える日々
夫からの暴言に怯えながら「私が我慢すれば…息子のために家庭を壊すわけにはいかない」と自分に言い聞かせて耐えてきました。
しかしある日、親友から「お母さんが笑顔なのが子どもの幸せだよ」と諭され、ハッとしたのです。
陰で怯える息子の姿を思い出し、自分の忍耐が息子を傷つけていたという事実に気づいた私は、もう間違えないと心に誓いました。
そして帰宅後「主婦のくせにどこをほっつき歩いてたんだ!」と怒鳴る夫に、私は真っ向から離婚届を叩きつけたのです。
今日で終わり

「今日で終わりです。あなたとは別れます」と宣言した私に対し、夫は息子を味方につけようと卑劣な言葉を吐きました。
しかし、息子は泣きながら「お母さんの悲しい顔は見たくない! 笑ってるお母さんと一緒にいたい!」と拒絶。
その言葉は何よりの鉄槌となったようで、夫は言葉を失っていました。
私は息子のために私自身の幸せを諦めないと決めた出来事でした。
最後に
今回の体験が教えてくれるのは、家庭の平和を守るための手段が「自己犠牲」であってはならないという教訓です。
自分の尊厳を守る姿を見せることこそが、子どもにとって真の安心感につながります。
もし今、家庭内での支配や暴言に苦しみ「子どものために」と動けずにいるのであれば、まずは自分の心の健康を第一に考えてみてください。
信頼できる友人や専門の相談機関に胸の内を明かし、客観的な意見を取り入れることから始めてみましょう。
環境を変えるには大きなエネルギーが必要です。しかし一歩踏み出せば、今よりも穏やかな日常が待っている可能性があります。
自分を幸せにすることを、どうか恐れないでください。
作画:むい
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
