出産という大仕事を終え、ようやく育児のペースを掴み始めた矢先、予期せぬ体調不良に見舞われることは珍しくありません。
とくに産後の体はデリケートで、周囲の理解とサポートが何よりの薬となります。
しかし、そんな弱っている時期に、身内から思いやりを欠いた言葉をぶつけられ、心に深い傷を負ってしまうケースも少なくないようです。
今回は、乳腺炎で倒れた際に義母から届いた、信じられない言葉の刃について整理しておきたい考え方をまとめます。
病床の私を追い詰めた非情な通知
第一子の出産を終え、里帰り先の実家で穏やかな時間を過ごしていたときのことです。
迎えに来てくれた夫と久しぶりのランチを楽しみ、一息ついていた矢先、突然背中に激痛が走りました。
ただならぬ倦怠感に襲われ、急いで病院へ向かうと、診断は「乳腺炎」でした。
高熱で意識が朦朧とする中、私は実家で療養を続け、夫には1人で自宅へ帰ってもらうことにしました。
ところが、夫が自宅に着いた頃でしょうか。
私のスマホに義母からメッセージが届きました。
状況を知った義母が心配してくれているのだろうと画面を開いた瞬間、目に飛び込んできたのは、いたわりの言葉とはかけ離れた冷酷な文面でした。
私が『すみませんお義母さん、私、熱が出ちゃって…』と、予定通りに帰れなくなった申し訳なさを伝えたのに対し、義母は容赦なくこう返してきたのです。
『迷惑な人!赤ちゃんがかわいそう!』
私たちの自宅の近くに住み、初孫の帰宅を首を長くして待っていた義母にとって、私の体調不良は「孫に会う機会を奪った邪魔な出来事」でしかなかったのでしょう。
高熱で思考が定まらない中、あまりの無神経さに指が震えました。
『え?わ、私…わざと熱を出したわけじゃないのに…理不尽じゃないですか!』と、私は精いっぱいの反論を打ち込みましたが、義母の勢いは止まりません。
さらに義母は、私の母に対しても「管理が行き届いていない」と責め立てるような言葉を連ねてきました。
体調が悪く横になっている私は、実家の母と一緒に平謝りの返信を繰り返すしかできず、スマホを握りしめたまま涙がこぼれ落ちました。
後日、義母から「あのときはごめんね」と謝罪の言葉をもらい、今では良好な関係を築いていますが、あのときの心ない一言は、いまだに忘れられません。
最後に
体調を崩したくて崩す人などいません。
とくに産後のトラブルは、本人の努力だけでは防ぎきれないことがほとんどです。
それにもかかわらず、自分の期待が外れた腹いせに「迷惑」という言葉で相手を追い詰める行為は、家族としての信頼を根底から揺るがすものです。
幸い、後日冷静になった義母から謝罪があり、現在は良好な関係を築けているとのことですが、一度刻まれた心の傷は簡単には消えません。
大切なのは、こうした理不尽な言葉を真に受けて自分を責めないことです。
非常事態にこそ相手の本性が出ると心得て、必要以上に自分を削らず、適切な距離感を保ちながら自分と子どもの生活を守っていくことが何より重要です。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています。
