家庭の中での役割分担は、日々の生活を円滑に回すうえで重要です。
ところが一方が趣味に多くの時間を割き、もう一方に負担が偏る状況が続くと、不満や疲れが積み重なりやすくなります。
楽しみを持つこと自体は大切ですが、それが家庭への関わりを後回しにする理由になってしまうと、バランスは崩れてしまうでしょう。
特に育児は継続的な関わりが求められるため、協力が得られない状態は見過ごせない問題といえます。
今回は、感情的な対立を深めずに状況を整えるための考え方を整理します。
夫はゲームに夢中で…

私には幼稚園に通う娘がいます。
大変ではありますが、娘の笑顔に支えられてなんとかやってきました。
ただ一つ、大きな悩みがあります。
それは夫がゲームにかなりのめり込んでいることです。
仕事から帰ってくるとすぐにゲーム、休みの日もほとんどの時間をゲームに費やしていて、家庭のことは後回し。
ある日「手が離せないから買い物お願いできる?」と頼んだことがありました。
夫は「あとで行く」と言ったまま、気づけば2時間以上もゲームに夢中。
結局、しびれを切らした私が自分で買い物も用事も全部済ませることになりました。
怒鳴ったり暴言を吐いたりするわけではないので、一見問題はないように見えるのですが、頼れないことへのストレスはどんどん溜まっていきました。
帰宅すると娘が号泣していて…

そんな生活の中で、忘れられない出来事が起きました。
ある日、外出先から帰宅すると、家の中から娘の激しい泣き声が聞こえてきたんです。
胸騒ぎがして急いで駆け寄ると、娘は床に座り込んで大号泣していました。
慌てて抱き上げて様子を見ると、脚を痛そうにしていて、明らかにケガをしている様子でした。
夫はすぐそばにいたのに、ヘッドフォンをつけてゲームに集中しており、娘の泣き声にも私の声にもまったく気づいていなかったのです。
その光景を見た瞬間、怒りというより呆れが込み上げてきました。
一緒に家にいたはずなのに、娘がケガをする瞬間を見ていなかったどころか、異変にすら気づかない夫に、私は言葉を失いました。
病院に連れて行こうとすると…

すぐに病院に連れていこうと準備をしていると、ちょうど義母が家を訪ねてきました。
事情を話すと「一緒に行きましょう」と言って車を出してくれて、無事に娘を病院へ連れて行くことができました。
診察の結果、大きなケガではなかったものの、あのまま放置されていたかと思うとゾッとしました。
その後、私は夫に対してさすがに我慢できず、これまでの不満も含めてきちんと気持ちをぶつけました。
夫も反省した様子を見せていましたが、どこか落ち着かない様子で、ゲームをしたい気持ちが抑えられていないのが伝わってきて、なんとも言えない気まずさが残りました。
後日、実家に帰った際にそのことを義母に相談すると、義母は夫を強く叱ってくれました。
その姿を見て、少しだけ胸のつかえが取れたような気がしましたが、お弁当のおかずナシで渡すなど、夫の自分勝手なところに関してはしっかりお灸をすえてやりました。
今では以前よりはマシになりましたが、まだ油断はできません。
最後に
まずは、どの時間帯や場面で負担が偏っているのかを具体的に見える形にすることが有効です。
そのうえで、趣味の時間を否定するのではなく、育児に関わる時間とのバランスをどう取るかを話し合う必要があります。
例えば担当する時間や役割をあらかじめ決めておくと、曖昧さによるすれ違いは減らせるでしょう。
それでも変化がない場合には、頼れる範囲を広げる、家庭内の運営方法を見直すなど、負担を1人で抱え込まない工夫が現実的です。
作画:エイト
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています
