出産は心身ともに大きな負担がかかるものであり、夫婦の支え合いが求められる場面でもあります。
その最中に夫の不在や不誠実な行動が重なると、信頼の土台そのものが揺らいでしまうでしょう。
表面上は関係を続けていても、内側では深い違和感や怒りが積み重なってしまう場合も…。
大切な時期に寄り添えない夫と、これから先の生活をどう考えるべきかは簡単に答えが出る問題ではありません。
今回は、体験談を通して、そんな夫との関係を見直す判断に至るまでの視点を整理します。
陣痛がきた

私は職場恋愛を経て、夫と結婚しました。
しばらくして子どもを授かったのですが、妊娠が判明してすぐから、夫の関心の薄さが気になっていました。
妊婦健診にも付き添ってくれない。
性別発表の小さなセレモニーをしても、夫はほとんど無反応でした。
喜んでくれると思っていたので、その態度に違和感が残りました。
不安を感じた私は、里帰り出産を決めました。
そのことを伝えたとき、夫はなぜか少し嬉しそうに見えたのです。
その表情が、ずっと引っかかっていました。
帰省して1ヶ月後。
ついに陣痛がきました。
夫に連絡しなきゃ。
そう思って電話をかけたのですが…。
「出産くらい1人でやれよ」

「出産くらい1人でやれよ」
夫はそう言い残して、仕事が忙しいからと一方的に電話を切りました。
「来てくれないの…?」
思わずそう呟いたものの、返事はありません。
陣痛の痛みと不安で、涙がにじみました。
こんなときぐらい、そばにいてほしい。
そう思う自分が情けなくもなりました。
けれど同時に、どこかで納得している自分もいました。
これまでの夫の態度を思えば、こうなることはわかっていたはずだったのです。
夫の浮気は知っている

私は夫の浮気に気づいていました。
里帰りの前、子どものために設置していたベビーモニターを起動したのです。
そこには、はっきりと証拠が残っていました。
私のいない家に、女性を連れ込む夫の姿。
親密に過ごす様子が、何度も映っていたのです。
やはりそうだった。
そう思う一方で、どこかで信じたくない気持ちもありました。
出産を終えたあとも、夫から連絡はありませんでした。
私から電話で「里帰りを少し延ばしたい」と伝えると、夫はどこか嬉しそうでした。
結局、出産から1ヶ月。
夫は一度も子どもに会いに来ませんでした。
浮気現場に突撃

ある日、私は子どもを母に預けて、自宅へ向かいました。
ベビーモニターのおかげで、夫が女性を連れ込んでいるタイミングはすべて把握していました。
もう迷いはありませんでした。
「ただいま〜!」
玄関でわざと明るく声を張りました。
その瞬間、部屋の中がざわつく気配。
「嘘だろ…?」「え、帰ってこないんじゃなかったの!?」
慌てふためく声が、はっきりと聞こえてきました。
私はその様子を聞きながら、ゆっくりと歩きます。
そして、勢いよく寝室の扉を開けました。
夫との決別

「浮気、知ってたから」
私は夫と女性にそう告げました。
最初は誤魔化そうとしていた夫も、すぐに開き直りました。
罪悪感なんて、微塵もなかったのです。
「妊娠も出産も、君が望んだことでしょ?」
その言葉で、すべてが終わったと感じました。
私がこれまでに集めた証拠を突きつけると、夫は慌てていましたが、もうどうでもよくなっていました。
その後、私は夫と別の道を選びました。
今は子どもと向き合いながら、自分の人生を歩いています。
最後に
まずは事実と自分の感情を切り分けて整理することが重要です。
その上で、許容できることとできないことの線引きを明確にし、相手に具体的に伝える必要があります。
行動が改善されない場合には、距離の取り方や生活の分け方も現実的な選択肢となるでしょう。
経済面や子どもの環境も含め、無理のない形を検討することが大切です。
自分と子どもの安心を基準に判断することが、後悔を減らす一歩になると考えられます。
作画:べにたけ
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています
