子どもの急な体調不良に、不安で胸が押しつぶされそうになった経験はありませんか?
言葉で症状を訴えられない小さな命を守るため、必死に動く妻に対し、最も身近な夫が非協力的であることは、孤独感を深める大きな要因となります。
とくに、医学的な根拠もなく「大げさだ」と決めつけられる態度は、信頼関係を根底から揺るがすものです。
今回は、子どもの危機に無関心だった夫が、専門家の一言によって自身の無知を突きつけられた体験談をもとに、整理しておきたい考え方をまとめます。
過信が生んだ無責任な態度
ある年の冬、深夜に息子が突然の高熱を出しました。
ぐったりとして顔色の悪い息子を前に、私は夜間救急へ行く準備を始めました。
しかし、そのとき夫は趣味の夜釣りに出かけており、家には私と息子しかいませんでした。
私は夫へ状況を知らせましたが、夫からは「せっかくの趣味を邪魔するな」「病院代がもったいない、朝まで待て」という返信が届くばかり。
結局、夫が戻ることはなく、私は1人でタクシーを呼び、息子を抱えて夜間救急へ向かいました。
病院の待合室で順番を待っている間、夫からメッセージが届きました。
画面には『子どもの発熱くらいで夜間の病院に行くなんて』『大げさすぎるんだよ(笑)』という、茶化すような言葉が並んでいました。
息子の苦しそうな呼吸を隣で聞きながら、私はその画面を見つめていました。
診察室に入ると、医者は息子の状態を見るなり「これはすぐに来て正解でしたね」と険しい表情で言いました。
私はその言葉を夫に伝えるため『でも、お医者さんが…』と返信しました。
すると夫からは『へ?』と、事の重大さを理解していない返信が届きました。
直後、病状の説明を聞くために私が夫に電話をつなぐと、医者が厳しい口調で電話越しの夫に告げました。
「お子さんは脱水が進んでいて、このまま放置していたら危険な状態でしたよ」
その一言に、夫は黙り込みました。
自分の無知と無責任さがどれほど恐ろしい事態を招きかけていたのか、夫はようやく理解したようでした。
夫の冷たさに恐怖を覚えたあの夜の出来事は、今も心に残っています。
最後に
夫が医者の言葉に沈黙したとしても、子どもが苦しんでいる最中にスマホ越しに笑っていた姿を、妻は忘れることはないでしょう。
育児における「大げさ」という言葉は、ときに取り返しのつかない事態を招く危険を孕んでいます。
一番守るべき存在を軽視した代償は、決して小さくありません。
家族の健康や安全に関わる局面で、どちらか一方が孤軍奮闘する状況は不健全です。
専門家の意見を尊重し、最悪の事態を想定して動くことは、親として最低限の責任です。
命を預かる重みを夫婦で共有し、二度と同じ過ちを繰り返さない体制を整えることが、これからの家族の在り方には不可欠です。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
