義実家との関係は、日々の積み重ねが大きく影響するものです。
表面上は穏やかでも配慮の欠けた対応が続くと、居心地の悪さや不安が強まることがあります。
とくに食事の場面で違和感があると、尊重されていないと感じやすいでしょう。
こうした状況に直面したとき、どこまで受け入れ、どのように線を引くかは悩ましい問題です。
今回は、安心して過ごせない環境に向き合うことになった体験談を紹介します。
義実家の集まりで、お寿司を頼んだ義母


にぎやかな笑い声が響く義実家。
親戚が集まるその日、座敷には豪華な寿司が並びます。
そして、義母は頬を赤らめながら上機嫌に言いました。
「ここのお寿司おいしいわねぇ、頼んでよかったわ」
しかし、妊娠中の私は生魚を食べられません。
周囲が食事を楽しむ中、私だけ何も食べられずにいました。
(こんなことなら何か買ってくればよかった)
そこへ、1人の親戚の女性が声をかけてきました。
「お寿司がダメなら、ほかのを食べてね」

「お寿司がダメならほかのをたくさん食べてね
妊娠中は栄養とらなきゃ」
私を気遣うその言葉に、途端に嬉しくなりました。
ところがサラダに、ナッツが…

(親戚の皆さんは優しくてよかった…)
差し出されたサラダに箸をのばしたときでした。
よく見ると、サラダには小さな粒が混ざっています。
(これ…ナッツ!?)
ナッツアレルギーの私が、口に入れていたらどうなっていたか。
「あっ!ごめんごめん!」
親戚が気づいてくれ…

すぐに親戚の女性が気づき、私から皿を取り上げてくれます。
「ナッツアレルギーがあるのよね?」
「あ、はい そうなんです…」
答えながら、ふと疑問が浮かびました。
(あれ?どうして知ってるんだろう…)
アレルギーのことを、この女性に伝えた記憶はありません。
「やっぱり…そうよね」
少し考え込むようにつぶやきました。
義母がわざと入れていた

「あなたのお義母さん、サラダにナッツを入れようとしてたから言ったのよ
お嫁さん、アレルギーがあるからよしましょうって。でも大丈夫って突き返されてねぇ」
止める人間がいたのに、それを無視してナッツを入れた義母。
それが私とお腹の子にとって、どれだけ危険なことなのかわかっていながら…。
私はもう我慢できませんでした。
これは「ついうっかり」という言葉では片づけられません。
私は静かに立ち上がり、親戚の呼びかけも耳に入らないまま、義母の元へ向かいます。
自分とお腹の子を守れるのは自分だけなのだと、覚悟を決めたのでした。
最後に
まず優先すべきは、自分の安全と健康を守ることです。
アレルギーについては遠慮せず具体的に伝え、対応が難しい場合は自分で準備する、食事の場を短時間にするなど負担を減らす工夫が考えられます。
また、事実を整理して配偶者に共有し、今後の関わり方を調整することも必要です。
安心できる範囲を明確にし、その基準に沿った距離の取り方を選ぶことが大切でしょう。
作画:ヨコヤ
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています
