結婚式は、準備の過程で費用や内容をめぐって考え方の違いが表面化しやすいものです。
特に、親世代の価値観が強く影響すると、夫婦の意向が十分に反映されないこともあります。
負担や不信感が残る形になると、その後の関係にも影を落としかねません。
金銭に関わる問題は曖昧にしづらく、対応に悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、結婚式の内容と費用を巡って思わぬ形で負担を強いられた体験談を紹介します。
結婚式は盛大にやれ

結婚式を控えた私と夫。
身の丈に合った心のこもった結婚式にしたいと考えていました。
しかし、ある日義両親が現れ、こう言ったのです。
「お前らはどうせこれからのことを考えて節約したんだろ?
金は全額俺が出すから結婚式は盛大にやれ」
義父は昔から強引で見栄っ張りな性格で、夫はその言葉に逆らえません。
「急にそんな…」
困惑している夫を、義父はきつく睨みつけました。
「祝ってやってるんだ!ありがたく思え!」
譲らない義父

結婚式間近になっての命令に、私たちの式準備は混乱を極めました。
「…もう一度さ、お義父さんたちと話し合わない?」
「え!?」
「だっていくらなんでもこんなの無理だよ?
私たちだけじゃなく、ゲストにも迷惑かかるしさ…」
私の提案に夫が押し黙っていると、義実家から電話が鳴りました。
夫に代わって私が義父に結婚式について相談すると、義父は豪快に笑って言います。
「ゲストが足りないなら、親戚全員と近所の人を呼ぶから大丈夫だ!
式場だってもっと探せば見つかるだろう!」
「でも…!」
義父は私たちの希望や事情を考慮する気はなく…。
あくまで自分が望む豪華な結婚式を挙げさせる気でいます。
妹からのまさかの知らせ

結婚式も1週間前に迫ったころ、突然妹から着信がありました。
珍しいなと思いながら電話に出ます。
「もしもし?どうしたの〜?」
「大変!大変!お姉ちゃん、ヤバいよ…」
「え?」
妹の様子は普通ではありません。
身勝手な義父

妹から知らされ、義父から実家の母に届いたメッセージを読みます。
そして私は、目の前が暗くなりました。
「息子たちのために式をグレードアップしました。費用は折半で。
そちらも親なんだから、当然でしょう。250万、来週までにお願いします。」
(ええ!?お義父さんが全額出すって言ったのに…)
実家の経済状況を考えると、250万円なんて支払えるはずがありません。
妹が言っていたように、このせいで母は黙って借金を抱えたのです。
私は嘘をついて母を苦しめる義父に怒りを覚えました。
反撃開始

250万円もの借金を抱えた母のことを考えると…。
義両親には絶対にお金を返してもらう必要がありました。
私は夫に自分のスマホを差し出しました。
「前からお義父さんたちの発言に違和感があったから、会話を録音していたの」
「え!?」
そこには、義父の「金は全額俺が出すから結婚式は盛大にやれ」という言葉も録音されていました。
この証拠をもとに、私たちは弁護士に相談することにしたのです。
私たちの結婚式を自尊心を満たすために利用し、母から金銭を巻き上げた義両親。
私は彼らに、しっかりと責任を取ってもらうつもりです。
今は義両親とは絶縁し、穏やかに過ごしています。
最後に
まずは事実関係を整理し、どの部分が合意なく進められたのかを明確にすることが必要です。
そのうえで、費用負担の考え方と今後の線引きを具体的に伝えることが現実的でしょう。
金銭に関してのトラブルをそのままにすると、似た形の負担が繰り返される可能性もあります。
夫とも認識を揃え、家庭としての基準を決めておくことが重要です。
必要に応じて支払い範囲を限定するなど、無理のない形で関わり方を整えていきましょう。
そうすることが、安心を守る手立てになると考えられます。
作画:べにたけ
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています
