家計の中で支出の優先順位をどう考えるかは、家庭ごとに異なるものです。
特に親への仕送りが関わる場合、夫婦間で意見がわかれることも少なくありません。
相手の家族を大切にしたい反面、負担が大きくなりすぎると生活全体に影響が及ぶ可能性も…。
どこまで支えるべきか、どこで線を引くべきか判断に迷う場面もあるのではないでしょうか。
今回は、仕送りをめぐる考え方の違いに直面した体験談を紹介します。
新婚生活が始まったけれど

結婚式から数ヶ月後、家事の最中にスマホが鳴りました。
画面に表示された「お義母さん」の文字を見て、思わずため息が出ます。
仕送りの増額

「あの仕送り額はどういうことかしら?」
いきなり本題から入ってきます。
夫と結婚してから始まった義母への仕送り。
毎月10万円を送り続けていましたが…。
以前から20万円への増額を求められ、断り続けていたのです。
「前にも言いましたが、20万円にするのはさすがに…」
私が言い終わらないうちに、義母は怒鳴りました。
「今回15万円送れるなら20万円にもできるでしょ!」
15万円?

「…え?」
15万円など送った覚えがありません。
「先月は10万円が限界だと言っていたのに
今月はそれ以上送ってきたじゃない!」
ひどい嫁!

15万円など送っていないと説明しようとすると…
義母は「なんて冷たい嫁なのかしら」と言い捨てて電話を切りました。
呆然としながらも、義母の言っていた15万円が気になります。
夫に確認しよう

義母にはこれまでなんとか10万円で納得してもらっていました。
それがどうしてこんなことに…。
ひとまず夫に確認するしかありません。
可哀想だと思って…

「ねぇ、仕送り額についてなんだけど…」
「ああ、20万円にしろって前に言われたやつ?」
すると夫は、笑顔でこともなげに言いました。
「20万円は無理だけど…
母さんが可哀想だと思って、15万円送っておいたよ」
「なんで?勝手に増やすのおかしくない?」

「私に相談もなく…?」
「うん?」
なんの相談もなく親への仕送り額を5万円も増やすなんて…。
私はまったく悪びれない夫を問い詰めました。
「もういいじゃん…細かすぎるって…
たかが5万円増やしただけだろ?」
「貯金だってしたいし、相談してもらわないと」

私たちの生活費に差し障ることを説明しても…。
夫は「5万円ごときで生活に困る稼ぎではない」と言い放ちます。
あまりに無責任な夫に、私は声を荒げました。
「いやいや、貯金だってしたいし
相談してもらわないと困るよ!」
夫は家族の貯金について何も危機感がないようです。
私の態度に、夫は苛立ちを隠さずにため息をつきました。
「はあ…お前そろそろウザいよ?」
母さんが可哀想

「母さんが可哀想だと思わないのか!?」
「は?」
夫はそう怒鳴ると、さらに「めんどくさ…」と言い捨てます。
言いようのない悔しさに、私はスマホを握り締めた手を震わせました。
夫との金銭感覚のズレに将来の不安を感じてしまった私。
その後も、義母と夫の態度はエスカレートする一方でした。
私がついに「もう無理…」と離婚を静かに告げると…。
夫は「え?待って?」と焦っていましたが、自業自得です。
最後に
まず必要なのは、家計全体を見える形にして現実的な範囲を共有することです。
毎月の収支や将来の備えを踏まえ、無理のない上限を設定することが判断の軸になります。
相手の親への配慮は大切ですが、家庭の安定が揺らいでしまっては本末転倒でしょう。
金額や頻度について具体的なルールを決め、例外を増やさない工夫も有効です。
納得が難しい場合は、一度期間を区切って見直すなど、調整の余地を残してみてください。
作画:ほりほりほ
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています
