満員電車の中で、明らかにルールを無視している人を見かけたら、あなたならどうしますか。
注意したい気持ちはあっても、逆上されるのが怖くて、つい見て見ぬふりをしてしまうかもしれません。
ましてや相手が威圧的な態度の人だったら、声をかける勇気はなかなか出ないものです。
そんな張りつめた空気を、たったひと言で変えてしまう人がいるとしたら…。
女性専用車両に毎朝乗り込んでくる男性
1年ほど前の平日の朝、通勤ラッシュの電車内で実際に体験した出来事です。
私がいつも使っている沿線の女性専用車両に、なぜか毎朝のように堂々と乗り込んでくる、40代くらいの男性会社員がいました。
周りの女性たちが「えっ」と引き気味の視線を向けても、その男性はスマホに夢中なフリをして完全に無視。
悪びれる様子もなく、毎日のように居座り続けていたのです。
ある日、いつも以上に混雑している車内に、その男性がまた乗り込んできたときのことでした。
ドア付近に立っていた、小柄でお上品そうなおばあちゃんが、とても穏やかな口調で「お兄さん、ここは女性専用車両ですよ」と声をかけたのです。
すると男性は急にキレて「男だって乗る権利はあるんだよ!文句があるならお前が降りろ!」と、車内に響くほど怒鳴り散らしました。
車内は一瞬で凍りつき、みんなが恐怖で黙り込んでしまったのですが、そのおばあちゃんはまったく動じていませんでした。
むしろニコニコとした満面の笑みで「あらまあ!じゃああなた、可愛い女の子だったのね!おばあちゃん目が悪くて、てっきり男の人だと思っちゃってごめんなさいね!」と、大きな声で悪気なく返したのです。
その瞬間、緊迫していた車内からドッと大きな笑いが起こりました。
男性は顔を真っ赤にして恥ずかしそうに下を向き、次の駅に着いた瞬間、逃げるようにホームへ降りていったのです。
あれ以来、その男性を女性専用車両で見かけることはありませんでした。
スカッとしたのはもちろんですが、怒鳴り声に正面からぶつからず、笑いに変えてしまったおばあちゃんの機転とユーモアには心から感動しました。
今でもあの朝の光景を思い出すたびに、胸がすっとします。
(30代/女性)
最後に
理不尽な相手を前にすると、怒りで言い返したくなったり、逆に怖くて何も言えなくなったりするものです。
けれど、正面からぶつかるだけが対処法ではありません。
この体験談のように、ユーモアや機転は、張りつめた空気をほどく大きな力を持っています。
相手の勢いに飲み込まれそうになったら、まずは深呼吸をして、少し視点をずらした言葉を探してみてください。
とっさに言葉が出なくても、周りの人や駅員に助けを求めれば十分です。
自分の安全を守りながら、場の空気をやわらげる引き出しを1つ持っておくと、心に余裕が生まれますよ。
(Grapps編集部)
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています
※この記事は一部AIを使用し作成しています
