もし、寝るだけで痩せることができるとしたら、こんなに嬉しいことはないですよね。
30年で3万人の肥満治療をした肥満外来の専門医、左藤桂子先生監修の「寝るだけダイエット」によると、きちんと眠れば一晩で約300キロカロリーも消費されるといいます。
これは、ごはん約1.5杯分にも相当し、体重に換算すると1カ月で約1kg痩せるということ。
だからと言ってただ長時間眠ればいいというわけではないんです!
いったいどのように眠れば、痩せることができるのかでしょうか?

左藤桂子さん監修の『寝るだけカンタン! おやすみダイエット』によると、まずは、眠る時間が重要といいます。
眠っている間には「成長ホルモン」が分泌されていますが、この成長ホルモンには「傷ついた細胞を修復し、体をリセット」するだけでなく、「体内に蓄積された脂肪を分解し、エネルギーに変える」働きもあります。
これは、言ってしまえば、「痩せホルモン」でもあるのです。
でも、眠りの質が悪いと成長ホルモンの分泌は70%も減少してしまうのですが、この成長ホルモンが最も分泌されやすいのが、夜10時~夜中の3時まで。
成長ホルモンは、眠りについた直後の3時間にまとめて分泌されるため、眠りはじめの3時間をいかに快適にぐっすり眠れるかがとても重要なのです。
また、アメリカのコロンビア大学が発表した論文によると、「睡眠時間が短くなるほど太りやすくなる」ということが分かっていて、健康的に痩せるためには「7時間睡眠」がベストという考え方が浸透しています。
生活が不規則で夜型の人も、7時間睡眠を守るだけで痩せやすくなるということです。

そして、寝る前のセックスが痩せる眠りにつくためには最適です。
セックスをすると交感神経が高まり、体は活動モードになります。セックスの後は副交感神経が優位になり、一気に休息モードへと切り替わるのですが、この切り替えが、深い眠りへの誘いとなります。
さらに、女性はセックスのときに別名「信頼ホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンというホルモンを分泌します。
恋人とのセックスで安心して眠りにつけるだけでなく、痩せホルモンまで分泌されるなんて、これ以上幸せなことはないですよね。
なかなかダイエットに踏み切れなかった人も、まずは正しく気持ちよく眠ることから始めてみましょう。
正しく眠ることで、あなたの体が変わっていきます。
■作品紹介
タイトル:寝るだけかんたん!おやすみダイエット
監修:佐藤 桂子
出版社:イーストプレス
価格:700円(税込)
参照:http://ddnavi.com/news/200245/