平日の睡眠時間別に、最近1年間で感じた症状について質問をしたところ、睡眠時間が4時間未満の人が肥満と自覚する割合は29.2%となり、睡眠時間が4時間以上の人の平均(10.3%)と比較すると、約2.8倍も多い結果となりました。
アイシン精機株式会社の調査によると、睡眠4時間未満の人は、4時間以上の人よりも肥満が2.8倍だと判明しました。
平日の睡眠時間別に、最近1年間で感じた症状について質問をしたところ、
睡眠時間が4時間未満の人が肥満と自覚する割合は29.2%となり、
睡眠時間が4時間以上の人の平均(10.3%)と比較すると、約2.8倍も多い結果となりました。
睡眠時間が短い人ほど、肥満を自覚する人が多くなる結果について、
医学博士の遠藤拓郎氏は、
「睡眠時間が短いと、食欲を抑えるホルモンのレプチンが出にくくなり、肥満や糖尿病、高血圧が増えることが分かっています。睡眠不足が肥満を助長し、肥満になると糖尿病や睡眠時無呼吸症候群が増え、糖尿病による夜間頻尿や、無呼吸症による中途覚醒も増えてしまうなど、悪循環に陥ってしまいます」と述べています。
今回の調査に対して、医学博士で早稲田大学の教授でもある内田直氏は、
「早く起きてしまい、充分睡眠によって心身の回復が得られないと思われる方は、運動習慣が効果があることもあります。また、ストレッチやアロマなどのリラクゼーション法をうまく取り入れて、睡眠を取る前に気分をほぐす工夫をしたり、寝る前の飲酒を控えるなどの対策を取ることなどで対処することができます」と述べています。
【調査概要】
調査名: 睡眠に関する調査
実施時期: 2014年6月24日から6月26日
調査手法: インターネット調査
調査対象: 全国18歳~69歳男女
Photo by gatag.net
【この記事も読まれています】