このコーナーでは、疲れを貯めないカラダにする為の、簡単に押す事のできるツボをご紹介していきます。
今回ご紹介するツボは、「肩井(けんせい)」です。


ツボを押すとどんな効果があるの?
肩井は首を前に曲げたときに、首の付け根のでっぱる骨と肩先の真ん中に位置するツボです。特徴としては、ちょっと盛り上がっていて、押すと痛かったり、気持ちよかったりする部分です。肩こりを感じると、自然とそのあたりに手を当てる人も多いのではないでしょうか。
肩井のツボの下には、太めの動脈が走っています。
このツボを刺激することで、頭部や肩の周辺の血流促進に繋がり、頭痛や肩こりの症状を和らげる働きをするのです。
さらに、肩井は歯の痛みや首の痛み、 目の疲労の緩和などにも効果を発揮すると言われています。
ツボの探し方


1.まず、頭を前に傾けます。
2.次に、後頭部の中央から首、背中にかけて手でたどっていくと、少し出っぱっている骨があるのがわかります。
3.その出っぱり部分と肩の先端を結んだラインの真ん中にあります。
押し方
人差し指と中指を一緒に肩井ツボに当てて、
下へ垂直方向に引き降ろすような感じで押します。
ポイントは、グリグリと皮膚を動かしすぎず、肩井を垂直に押すことです。
そして、3秒押して3秒離すといった動作を5~6回繰り返します。
少し痛みが走るかと思いますが、気持ちの良い強さで押せばよいかと思います。
もし、刺激が届かない場合には、押す方向を少し身体の前後に変えてみて、
奥の方に「刺激」が得られる方向を探してみてください。
肩井を押しながら、首を回すのも効果的でしょう。
※肩井への急激な刺激は、ときに脳貧血を引き起こすこともあるので、ソフトな刺激から始めましょう。
※力を入れて強く押しすぎない様にして下さい。
「痛いけど気持ちいい」程度で十分です。