ダイエットって、なにかを我慢したり、単調な運動を繰り返したり。その行為自体が気持ちいいとか、カワイイとかってことはほとんどないし、ましてや「続けたくて仕方がない」なんて皆無。しかし、ひとつあるんです、続けたくてたまらなくなる、そんなことが。ズバリ、「走る」ことです。







「やっぱり走らなきゃならないのか」と思った方も多いはず。でも実は、走ることはウォーキングよりもずっと楽で効果的、効率的。ウォーキングで1時間かかる距離も、走ってしまえば30分。そして脂肪燃焼だけでなく、全身運動としての質も上です。また、運動を終えた後の達成感も上なのが◎。
始めは3kmからスタートしてみましょう。途中で息が上がればウォーキングに切り替えて、息が整えばまた走るということをします。
走ることは体への負荷が高いので、むしろ毎日続けずに、一日おき、二日おきにするのがベストです。ほら、楽でしょう?







走ることは足を使うので、足が締まる、お尻が締まることはあたりまえ。
驚くべきは、何をしても取れない下腹のお肉と、背中のたるみが取れること。
走ることは、腹筋と背筋を使い、腕を振れば背中の肩甲骨の周りがシェイプされます。また、全身の体脂肪がまんべんなく燃焼されるイメージで、ひとまわりキュッと細くなる感じです。







走る→歩くを続けていると、2週間もすると自然と3km走りきれるようになります。するとなぜか5kmに距離を伸ばしたくなる。 走りきったときの達成感は、脳にとって極上のスイーツのようなものなんですね。次なる達成感が欲しくなる。こうなってしまえば、もうダイエットはあなたの人生には不必要な物となります。







例えば、仕事が忙しい、体調を崩してしまった、といったことでしばらくジョギングをお休みすることになっても、リバウンドは起こりません。あなたは、「代謝の良い体」を手に入れていて、日常生活でも脂肪は燃えやすくなっています。 順調にジョギングを続けていれば、ダイエット前には想像できなかった、「むしろ食べなければならない」体になります。そのとき欲しくなるのは、甘いお菓子ではなく、赤味のお肉であるとか、フレッシュな野菜であるとか。 走ることであなたは自然と自分の体と向き合い、偏った嗜好は改善されます。







昨年からのスニーカーブームや、スポーツウェアの要素をファッションに取り入れているブランドの多さからもなんとなく想像できると思いますが、いま、ランニングウェア売り場はすごくカワイイことになっています。
試しに百貨店のスポーツブースを覗いてみて。そこにはビビッドな世界が広がっているはず。ショッキングピンク、レモンイエロー、ライムグリーン…スポーツウェアだから着ても許される「上がる」色の数々。 お気に入りのウェアを手に入れたら、ぜひランナーの多いコースに行ってみてください。
「あのパンツいいな」「あのタイツ可愛いな」「あのシューズ、どこのだろう?」。女性ランナーはお洒落に敏感です。







理想とするスタイルは人それぞれでしょうが、一般的な他者の目から見て、それはバランスの取れた体形ということになるでしょう。
そのバランスは自分の体と向き合うことでしかわかりません。
向き合うと言われても具体的な方法は難しい。
それをいつのまにかさせてくれるのが「走る」ということなのです。
自分の体と向き合うことは気持ちのいいことです。
カワイイウェアで気持ちを上げて、好きな音楽を聴きながら頭をからっぽにして、流れる風景に目をやる。
すると、どこまでも行けてしまいそうな、解放されたポジティブな気持ちになれるのです。